GEEKOM×TECNO「MEGAMINI G1」レビュー、小型ゲーミングPCに水冷クーラーを導入した意欲作
最後に付属品です。電源は内蔵されていないので330WのACアダプタが付属します。今回使用したサンプルではコンセントが欧州向けのものだったので、日本国内向けとは異なる点には留意してください。
■『Cyberpunk2077』がWQHD / 60fpsで動く高性能 MEGAMINI G1は、モバイル向けのCore i9-13900Hを搭載している一方で、コンパクトなボディながらグラフィックボードにはデスクトップ向けのGeForce RTX 4060(いわゆるLaptopではない)を搭載していて、性能にも期待ができます。
BIOSからファンの動作モードを静音・ノーマル・パフォーマンスの3つから選択可能となっていて、今回はパフォーマンスモードに設定してテストを行いました。
モバイル向けとはいえ、Core i9を搭載しているので性能は十分です。しばらく試用していてCPUパワーが足りないなと思うような場面もありませんでした。水冷システムのおかげで温度上昇も控えめです。 グラフィックスについてもデスクトップ向けのGeForce RTX 4060を搭載していて、比較的重量級なゲームタイトルでもフレーム生成を利用することで60fps程度でのプレイは可能です。このクラスのGPUを想定しているタイトルであれば快適にプレイできるでしょう。
ストレージには高速なPCIe 4.0のSSDが採用されています。CrystalDiskMarkで速度を計測したところ、シーケンシャルリードで約7,000MB/s、シーケンシャルライトで約6,500MB/sという結果に。十分高速で大容量データのやり取りやゲームのロードなどにも安心感があります。
■卓上サイズに性能を詰め込んだミニPC
MEGAMINI G1は他のミニPCと比べると高価ですが、デスク上に置けるサイズに水冷システムとRTX 4060を収めていると考えれば納得できると思います。コンパクトな自作PCを組むのも簡単ではありませんからね。 RGB LEDの発光パターンが固定なことやWindows上からファンの動作モードを変更できないなど、ややクセがありますが、十分すぎるポート類や底面からかんたんにメモリ・SSDにアクセスできる構造などはかなり評価できるポイントです。 ゲーミングPCが欲しいけど大きなタワー型PCを置くスペースがなく、できるだけ省スペースに抑えたいというのはもちろん、特徴的なビジュアルに惹かれたというのも十分な購入理由になるPCです。
でこい
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