GEEKOM×TECNO「MEGAMINI G1」レビュー、小型ゲーミングPCに水冷クーラーを導入した意欲作
インターフェースは前面にUSB 3.2 Gen2が4ポートと3.5mmオーディオジャック、背面にはUSB4とUSB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen2、USB 2.0、HDMI 2.0が2ポート、2.5G Ethernet、Oculink、サイドにSDカードスロットを備えており、背面のUSB4とUSB 3.2 Gen 2 Type-CはDisplay Alt Modeによる映像出力にも対応しています。かなりポート数が多く、ゲーミングはもちろん、クリエイティブな作業や複数画面でのマルチタスク作業にも便利な拡張性です。
電源を入れると電源ボタンのロゴ、上部、アクリルのフレーム、内部のファンが光ります。また、電源ボタンの下には小さなディスプレイが搭載されていて、CPU使用率と温度、GPU使用率と温度、メモリ使用率と温度、それらの一覧をループで確認できるようになっています。RGB LEDの発光パターンとディスプレイの表示内容をカスタマイズすることができないのは少し残念でした。 また、ファンコントロールのユーティリティがなく、サードパーティ製のソフトウェアでもファンの回転数を制御できませんでした。個体差の可能性はありますが、アイドル時でもファンが全開で回ってうるさいときもあれば、比較的負荷をかけていてもあまりうるさくないときもあるといった感じで、挙動にはややクセがありました。製品版では改善されるといいなと思います。
底面に4つあるゴム足を取り、ネジを4本外すと底面カバーが取れ、内部にアクセスできます。内部にはSO-DIMMのDDR5メモリ×2と2280サイズのM.2 SSDが取り付けてあり、その横に2230サイズの空きスロットが1つあります。 メモリは最大64GBまで拡張可能、SSDは最大4TBまで拡張可能かつ、1スロットの余裕を残しています。メモリ不足や容量不足を感じたときにサクッと交換、増設できるのはありがたいですね。
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