能登半島地震9日目、珠洲市などで学校再開のめど立たず 石川県内の死者202人
日テレNEWS NNN
能登半島地震の発生から9日で9日目です。9日は全国のほとんどの公立学校で始業式が行われましたが、被災地では再開の見通しが立っていません。石川県珠洲市から中継です。 石川県珠洲市で避難所となっている小学校からお伝えします。陽が傾いて気温が下がり雨もパラパラと降っていました。こちら飯田小学校は避難所となっていて、始業式は行われず学校再開の見通しが立っていません。有事の際に避難所として使われるはずだった体育館は、崩れてきた土砂の影響で使うことができず、避難している人たちは教室に身を寄せています。 子供たちはカードゲームなどで楽しく遊んでいるようすも見られた一方で、黒板に思い思いにこんな気持ちをぶつけました。「じしん なくなれ」「じしん消えろ!」先の見えない避難生活が続く中、子どもたちの心には相当のストレスがかかっているのだと感じました。 一方、今月1日、震度6強の揺れが襲い、直後に大規模な火災が発生した輪島市河井町の朝市通りでは、9日午後、およそ100人態勢という最大規模の一斉捜索が行われました。この火事では、住宅などおよそ200棟が全焼、国土地理院によりますと、およそ4万8000平方メートルが消失したとみられています。 石川県の災害対策本部によりますと、9日午後2時の時点で、亡くなった人は202人、安否のわからない人は102人にのぼります。地震発生から9日目珠洲市内では、依然として停電・断水が続いていて、復旧の見通しすらたたない避難生活が続いています。