毎朝たった10分! “はぁ~”と深い呼吸とともに、自分の体と対話しよう【40代からの体づくり②】
1年の区切りに、何か新しいことを始めたいと考える人も多いだろう。ゴルフの上達はもちろん、長くゴルフを続けるために、“体づくり”に取り組んではいかがだろうか。週刊ゴルフダイジェスト12月31日号では何からやったらいいか、体のプロに聞きご紹介。「みんなのゴルフダイジェスト」では2回に分けてお届けする。【2回中2回目】
呼吸に注目したトレーニング
森本氏のおすすめの日々のトレーニングは呼吸に注目したもの。 「実はミスショットをするのは呼吸が浅くなったときが多い。PGAのデータでも、呼吸が深くなるとプレーのルーティンも速くなり、いい体の状態で球を打てるようになりやすいとわかっています。また、呼吸がつまりながら運動をすると血圧が上がりやすい。ゴルフに必要な軸と呼吸もすごく関係しています。今回紹介するものは、男女関係なく、朝起きたあとに毎日10分行うことで機能が上がる。心拍数はそこまで上がりませんけれど、少し体に刺激を入れていく。背中やお腹も緩むのでやってみてください」 これらは1日のウォーミングアップであり、やりながら自分の体と対話することが大事だ。 「今日は調子いいとか、昨日は寝られなかったからこの動作のときの心拍数は上がっているなとか、気づきが出てきます。すると今日はもっとやってみようとか、いつもの8割でやろうとなる。目標も、たとえば『健康のため』でいいんです。年齢を重ねると体は動きづらくなりますけど、トレーニングを持続していると、動かなくなったところも動いたりしてくるんです」
基本の5つの呼吸「毎朝10分をルーティンに。自分の体と対話してほしいですね」
「トレーニングは日常生活のなかにあるもの。すべて4呼吸ずつ1~2分で行いましょう。音楽を聴いたり、毎日同じテレビやラジオのニュースを聞いたりしながらやると決めておくと続きますよ」
①仰向けバンザイ呼吸法 ひざを立て、仰向けになった状態から、腕を真っすぐに伸ばして頭上へ上げていく。腕を止めた状態で、鼻から5秒かけて息を吸い、「ハーッ」と声が出るくらい5秒かけて大きく吐き、5秒止める。 【ポイント】 腕を上げるのは、腰が浮かないポジションまででOK。腰が床とくっついたまま行うのが、このエクササイズのポイント。