大西魁斗、松山英樹ら5人が米男子ゴルフツアー本格参戦 久常涼は「大西選手は本当にすごい」と賛辞【ゴルフ】
今季の米男子ゴルフツアーには松山英樹(レクサス)をはじめ5人の日本選手が本格参戦する。昨季の米下部ツアーで1勝を挙げるなどポイントランキング25位となった大西魁斗(26)=ZOZO=は、同ランキングの上位30位までに入ったことで出場資格を獲得。「これからも挑戦が続く。シード権を獲得して、大きなシグネチャートーナメント(出場選手の少ない高額賞金大会)に出られるように頑張りたい」と意気込んでいる。 名古屋市名東区出身の大西は9歳で渡米し、米国で腕を磨いた。帰国し、22歳でプロに転向。プロ2年目の2022年にツアー初勝利を挙げ、23年から米下部ツアーに参戦した。中南米なども転戦した2年間を「毎週、違いすぎる芝だったりで慣れるのに苦労した。(昨年の開幕戦では)食中毒にもなった。本当につらい2年間だった」と振り返る。 下部ツアーを主戦場とする選手は貪欲だ。昇格を争う選手に囲まれた大西も刺激を受けた。「みんな、プレーが終わってもトレーニングをしている。上に行きたいという意識が高い。ショット力だけではなく、総合的な実力がないと勝てない。本当にレベルが高くなっている」 昨季から米ツアーを主戦場としている久常涼(SBSホールディングス)は「下部ツアーはめちゃくちゃ飛距離が出るとか、化け物みたいな選手がいっぱいいる。その中で30位以内に入った大西選手は本当にすごい」と賛辞を贈る。ようやく念願の舞台に立つルーキーは、アマ時代からの経験を生かして世界のトップ選手との戦いに挑む。
中日スポーツ