【日経平均株価考察】米FOMCで大幅利下げ決定か。公表までは様子見傾向も
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日経平均は輸出関連銘柄などが売られる
2024年9月13日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日比251円51銭安の3万6581円76銭となりました。続落です。下げ幅は一時、400円近くになりました。外国為替市場で1ドル=140台中盤まで円高・ドル安が進んだことから自動車、機械など輸出関連銘柄が売られました。その一方、前日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が続伸したことから、東京市場でもアドバンテストや東京エレクトロンなど半導体関連銘柄が買われました。 今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し前週末比228ドル30セント高の4万1622ドル08セントで終えています。4日続伸です。さらに、8月30日以来、およそ2週間ぶりに最高値を更新しました。 米連邦準備理事会(FRB)は17~18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で4年半ぶりに政策金利を引き下げる見通しです。利下げ幅は0.5%となるとの観測が広がっています。通常の2倍の大幅な利下げにより、米景気に好影響を与えると見る投資家が多く、幅広い銘柄が買われました。ただ、ハイテク株は足元で上昇が続いていたことから利益確定売りも出て、エヌビディアも下げました。日本株も週初から底堅い動きになることが期待されますが、一部の半導体株関連銘柄は売られる可能性もあります。 16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は5日続伸し、前週末比25銭円高・ドル安の1ドル=140円55~65銭で取引を終えています。同日は一時、1ドル=139円台を付けました。輸出関連銘柄には下値圧力が続きそうです。 いずれにしても今週まずは、米8日午後2時(日本時間19日午前3時)に公表となるFOMCの結果と経済見通しに注目が集まります。それまでは様子見傾向になることも考えられます。利下げ幅が0.25%にとどまった場合には、失望売りになることもあります。その場合、為替相場も円安・ドル高が進むでしょう。柔軟に対応できるようにしておきたいものです。