【日経平均株価考察】米FOMCで大幅利下げ決定か。公表までは様子見傾向も
二番底を形成し反発に期待
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。足元では、ローソク足の実体が25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線という主要な移動平均線を割り込んでいることから、なかなか積極的に買いに回れない局面でした。 週初9日(月)には窓をあけて下げて寄り付いたものの、その後は上昇し陽線となりました。長めの下ヒゲも付き、翌日からの上昇が期待されました。10日(火)には窓をあけて上昇して寄り付きますが、その後が続かず、上ヒゲの付いた陰線となりました。翌11日(水)も下げました。しかし、12日(木)には窓をあけて大きく上昇して寄り付くと、さらに上昇し長い陽線となりました。 今後はどのような展開になるでしょうか。先週は週初に下げて始まったことからこのままずるずると下がってしまう展開も予想されましたが、その後は週初に付けた安値(3万5247円)を再度割ることなく、反発しています。このまま25日線、200日線を回復するような動きになれば、8月5日に付けた安値(3万1156円)を大底に、二番底が形成され再度の上昇が期待されます。逆に両線で上値を押さえられ、9月9日の安値を割ると、短期的にも下降トレンドが形成されてしまいます。まずは今週、直近にある両移動平均線を挽回できるかどうか注目したいところです。
参考資料
・日本経済新聞 日経平均株価
下原 一晃