「家という安心できる居場所から、学校という社会に出るのが怖かった」不登校を経験した女子大生クリエイター・わたげが語る、ぼっち活の魅力 #今つらいあなたへ
自分の気持ちに沿った行動をできるようになった
――活動の中で得たものとは? わたげ: 「一緒にいる人の気持ちを察しなきゃ」とか「この人がこうしているから、私はこうしなきゃ」とか、周りの人を基準にして自分の行動を考えてしまうのが、私の昔からの癖でした。でもぼっち活を続けたおかげで、まず一番に自分の気持ちに寄り添えるようになった。自分の心を優先した行動ができるようになったんです。 また、「周りの目を気にしすぎだよ」というコメントをいただいて、ちょっと自意識過剰だったなと気付くこともできました。同時に、人って他人のことをあんまり気にしてないんだなと学ぶこともできて、ちょっと楽観的に考えられるようにもなりました。 ――大勢で楽しんでいる人たちを見た時、今はどう思いますか。 わたげ: 前までは「いいな、私もああいうことしたいな」と、羨ましい気持ちが大きかった気がします。でも最近は「あの人たちは大勢でワイワイやっているけど、私はあえてひとりでやってみよう!」みたいな気持ちになりますね。良いことなのか悪いことなのか、ちょっと対抗心を燃やす方にシフトしてきちゃっていて(笑)。今この話をしていて「私って強くなったんだな~」と改めて思いました。 ---- わたげ 2002年生まれ。福岡県出身、茨城県育ち。10代女子が選ぶ好きなTikToker1位を獲得した経緯を持つぼっち系女子大生クリエイター。高校1年生の夏休み明けから不登校になり、通信制の高校に転校。それ以来、ひとりで外食したり、ひとりで出かけたりする「ぼっち活」をYouTubeで発信。現在チャンネル登録数は55万人を突破。TikTokのフォロワーは120万人を突破。同じような悩みを持つ若者から絶大な支持を得ている。