70代の母は「冬は汗をかかないから」といって、お風呂は3日おきに入っているそうです。中2日はお湯で絞ったタオルで体を拭いているそうなのですが、衛生的に問題はないのでしょうか?
「冬はあまり汗をかかないから、3日に1回お風呂に入るだけで大丈夫かも?」と思う方もいるでしょう。実際に、毎日お風呂に入らずに、体を拭くだけで済ます方もいるかもしれません。 たしかに、3日に1回お風呂に入る生活は毎日お風呂に入る生活に比べて水道代とガス代は節約できます。しかし、冬場でも気づかないうちに汗をかいており汚れはたまっているため、できるだけお風呂には入った方がよいでしょう。 本記事では、3日おきにお風呂に入ったときにかかる1ヶ月の水道代とガス代、体を拭くだけで清潔が保てるのかなどを解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
3日おきにお風呂に入る場合、水道代とガス代はいくらかかる?
3日おきにお風呂に入る場合の1ヶ月にかかる水道代とガス代を計算してみましょう。ここでは、お風呂の容量を200リットル、シャワーの使用時間は10分、水温を20度から40度まで沸かすことを想定します。シャワーは1分間に約10リットルのお湯を使用するようなので、シャワー1回の水量は100リットルとします。 水道代は1リットル当たりの単価を0.24円とすると、1回お風呂をためる際の水道代は200リットル×0.24円=48円です。シャワー1回にかかる水道代は100リットル×0.24円=24円です。お風呂とシャワーを合わせると、72円かかることが分かります。 ガス代の計算方法は、「水温差×水量÷(熱効率×発熱量)×従量単価」です。今回は、熱効率80%、発熱量は都市ガスの発熱量である1万750キロカロリー/立方メートルとします。また、従量単価は、東京ガス株式会社の東京地区等一般契約料金24年11月検針分(A表)の168.81円/立方メートルとします。 これらの数値を基に、お風呂とシャワーにかかるガス代を計算します。 お風呂:20度×200リットル÷(80%×1万750キロカロリー/立方メートル)×168.81円=約78.52円 シャワー:20度×100リットル÷(80%×1万750キロカロリー/立方メートル)×168.81円=約39.26円 水道代とガス代を合わせると、お風呂1回にかかるコストは約189.78円となります。3日おきにお風呂に入った場合、1ヶ月に10回ほど入ることになるので、1ヶ月にかかる水道代とガス代は約1897.8円です。1ヶ月間(30日間)毎日お風呂に入ると約5693.4円となるため、毎日入った場合と比べると約3795.6円の節約となります。 ただし、この数値はプロパンガスや住んでいる地域、設定温度などによって異なるため、参考程度にしておきましょう。