【京都で食べたいかき氷】ふわふわの極薄氷で暑さを吹き飛ばす
京都生まれ、京都育ちの食いしん坊、京都でおいしいものに出合いたければ、この人に聞けばハズレなし!そんなアマジュンこと天野準子の絶品満腹口福アドレス。7月はかき氷を紹介。 【写真】京都で食べたいかき氷
清水五条「三日月氷菓店」
蒸し暑いことで知られる京都の夏。今年も7月に入ると、毎日が蒸し風呂状態で、湿気と暑さで息苦しい・・・とまで思うことも。そこで、7月は、キーンと冷たいかき氷を紹介。最近は、エスプーマがのっていたり、デコレーション盛り盛りなかき氷も増えているが、今回はスルスルと喉を通る素朴系3選。 今年4月27日にオープンした「三日月氷菓店」。京都で店を開く前は、千葉県・柏市で15年間、同名のかき氷専門店を営んでいて、ハイシーズンは行列が絶えない人気店だったが、店舗を立ち退くことに。そこで、店主・池田佳如さんが大好きな歴史ある街、京都に移転を決めたそう。 かき氷は柏市時代から変わらず、宇治抹茶や黒みつなど、定番4種類と期間限定2種類をラインアップ。これからの時期はすももやすいか、白桃、さらに秋になると、ぶどう、りんご、ピーナッツが登場予定だ。 テーブルに運ばれてきたかき氷は、羽のように極薄に削られた氷が何層にも重ねられ、目で見てわかるほどふわっふわ。エアリーな食感で、口の中でスーッと消えていく。 かき氷はすべて、中に自家製のアイスクリームを忍ばせて提供される。濃厚リッチなバニラアイスではかき氷が負けてしまうため、こちらでは、卵を使わない、あっさり軽やかなミルクアイスクリームを使用。少し溶けた感じも練乳っぽく、かき氷との相性抜群だ。
アイスクリームは京都に移転後から自家製に変わり、新メニューにはアイス最中も登場。イートインでも持ち帰りでも楽しめる。 現在はオープンして数ヶ月しか経っておらず、本格的な夏も始まったばかりなので、並ばず入店できることも多いが、今後は行列必至な予感。7月13日からはWeb予約もスタートするので、訪れる前に、そちらをぜひ利用したい。 三日月氷菓店 住所:京都府京都市東山区下新シ町329 営業時間:10:00~17:00(16:30LO) 定休日:火曜、水曜 TEL. 075-366-4685 営業日2日前21:00よりWeb予約可 TEXT BY JUNKO AMANO 天野準子 生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント