トランプ氏「世界全体に光が差している」 新政権、まもなく誕生 “圧力外交”で世界はどう変わる?
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今月20日にアメリカ大統領に就任するトランプ氏。世界も注目する第二次トランプ政権の政策はどのようなものになるのでしょうか? 記者 「ワシントンの連邦議会前では今月20日の大統領就任式に向けた準備が進められています。そして、この大統領就任式を機にアメリカは大きく変化していきます」 トランプ氏(2017年1月) 「まさにこの瞬間からアメリカ第一となる」 8年前、アメリカ第一主義を掲げて大統領に就任したトランプ氏。第二次政権に向けても、その姿勢を鮮明にしています。 トランプ氏(先月22日) 「アメリカの黄金の日々が到来したと胸を張って宣言します」 新政権の要職には自身に忠誠心の高い「イエスマン」ばかりを起用するトランプ氏。第一次政権と比べて、より自分のやりたい政策を推し進めてくるだろうとアメリカ政治の専門家は指摘します。 ジョージ・ワシントン大学 トッド・ベルト教授 「NOと言わない人たちに囲まれることで、トランプ氏はより強力になると言えます。自分がやりたいことをやって、既存の体制の破壊者になろうとするでしょう。ワシントンの政治を破壊するために選ばれたのだからと」 外交面では、すでに他国に圧力をかけるトランプ外交を始めています。 トランプ氏 「メキシコとカナダに対して、不法移民と不法薬物の流入を止めなければならないと告げた」 不法移民と違法薬物の流入を止めなければ、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すと通告。カナダの首相との会談では「関税が嫌ならカナダはアメリカの51番目の州になればいい」と言い放ったといいます。 NATO=北大西洋条約機構の加盟国に対しては国防費をGDPの5%に引き上げるよう求める方針との報道も。 さらにトランプ氏はグリーンランドの領有に再び意欲を示したほか、パナマ運河の返還を求める可能性にも言及しています。 そんな中、世界が最も注目するのはウクライナ情勢です。 ロシア プーチン大統領 「すべてはうまくいくと確信している。我々は前進するだけだ」 ウクライナ ゼレンスキー大統領 「戦争の最初からアメリカが共にいてくれた。和平の最初も共にいてくれると信じている」 ロシアの侵攻をすぐにでも終わらせると豪語するトランプ氏。 アメリカのアプローチは、これまでと大きく変化するとベルト教授は話します。 トッド・ベルト教授 「トランプ氏はバイデン政権が重視した多国間のアプローチは好みません。電話や会談で戦闘を止めようとするでしょう。長期的な影響は考慮せず、近隣国や同盟国と一緒に行動することもしないでしょう」 大晦日に盛大なパーティを開いたトランプ氏。2025年をこう展望しました。 トランプ氏 「素晴らしい年になるよ。国としてすごい成果を出せると思う。世界全体に光が差している。アメリカだけじゃない。喜んでいる人たちがたくさんいる」 果たして、トランプ外交は世界をどう変えていくのでしょうか。
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