キリンの赤ちゃん死ぬ 天王寺動物園・先月26日誕生
4月26日に誕生したばかりだった
天王寺動物園は2日、4月26日に同園で誕生した雄のキリン1頭が死んだと発表した。同園では、死因は現在調査中。同園では、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、献花台は設置しないとしている。 【拡大写真】母親のハルカスの横に立つ赤ちゃん
母親からの授乳が十分ではなく人口哺乳を併用
同園によると、4月26日の誕生後からビデオによる監視など24時間体制で見守ってきたが、母親からの授乳が十分ではないと判断。翌27日から飼育スタッフによる人口哺乳を併用していた。 2日早朝も無事に授乳を済ませたが、同日午前10時50分ごろ、寝室で横たわっている姿が発見され、獣医師による処置を行ったものの、同11時2分に死んだという。死因は現在調査中としている。
2018年、2020年に赤ちゃん誕生もいずれも死ぬ
同園によると、今回生まれたキリンの父親は動物園同士が繁殖を目的として動物の貸し出し、借り入れを行うブリーディングローンで姫路セントラルパークから2013年に4月に借り入れた幸弥(こうや)。母親は2014年5月に近鉄から寄贈されたハルカス。 この2頭の間では2018年5月24日に雄のキリン1頭が生まれたが翌日に死んだ。 また、2020年4月7日にも雌のキリン1頭が誕生したが1週間後に死んでおり、今回は3回目の赤ちゃん誕生だった。