J1町田が逆転Vへ望みつなぐ 主将DF昌子「可能性が1%でもあったら諦めてはいけない」
明治安田J1第36節第1日(9日、町田3-0FC東京、国立)3位の町田は今季4度目の東京・国立競技場開催のホーム試合でFC東京に3ー0で勝利した。同地での試合初白星。勝ち点を63に伸ばした。首位神戸との差を暫定的に4に縮め、逆転Vへ望みをつないだ。 この試合3バックの一角でプレーした元日本代表DFで、チームの主将である昌子源は、鉄壁の守りでFC東京の攻撃に対応。引き分けに終わり、首位を陥落した9月21日の札幌戦以来のクリーンシート(無失点)で6試合ぶりの勝利に貢献した。 11月3日の前節鳥栖戦(●1-2)は警告の累積で出場停止。「チームに迷惑をかけ、ショッキングな敗戦を見ることしかできなかった」と振り返った。「(主将として)自分のプレーで引っ張っていく」という強い思いを持ち、鳥栖戦の敗戦で沈みがちな仲間を鼓舞。FC東京戦で結果を残し、首位・神戸にプレッシャーをかけることとなった。 10日の東京V戦で神戸が勝利すると、残り2試合での町田の逆転が不可能となり、優勝の可能性は消滅する。それでも昌子は「プロである以上、可能性が1%でもあったら諦めてはいけない」と、逆転Vへ強い信念を持ち続ける。