高額請求トラブルに泣かないための「海外スマホ利用術」
3)各キャリアの設定確認アプリをダウンロードする 各キャリアは、海外パケットプランが適用されているかを確認できるアプリを用意しています。それぞれ、ドコモは「海外利用」、KDDIは「GLOBAL PASSPORT」、ソフトバンクモバイルは「海外パケットし放題」です。 これらのアプリは、各社が提供しているアプリダウンロードサイトやiPhone「App Store」、Andoroid「Google play」からダウンロード可能。キャリアによっては、通信事業者の表示以外に海外での電話のかけ方や周辺ガイドなどを紹介しています。
費用を抑えて海外でスマホを利用する方法
各キャリアが提供している海外での定額通信サービスの価格は、1日当たり1980~2980円。数日の旅行であれば大きな負担ではありませんが、1週間ほど旅行すれば、その費用は2万円以上になることも。旅行が長期に渡る場合は、レンタルモバイルルータやSIMフリー端末を検討してみましょう。 (※ドコモは1日ごとのパケット定額サービスも用意しています。定額料は国や地域によって異なり、980円、1280円、1580円のいずれか) 1)モバイルルータをレンタルする スマホの3Gや4G、LTE接続はオフにして、Wi-Fiだけで通信します。使いたい国や、訪れる国が1カ国なのか複数なのかによって、最適なプランを選択しましょう。1カ国であれば、1日600円台から利用できます。 2)SIMフリー端末を利用する そもそもスマホで通信するには、各キャリアが発行しているSIMカードを挿入します。日本で販売されている端末の多くは特定のキャリアのSIMカードしか認識できないようにロックされています。そのため、ドコモの端末ならドコモでしか使えないという制限があるわけです。
しかし、そのロックが解除されたSIMフリー端末であれば、別キャリアのSIMを差して通信できるようになります。国や地域によって異なりますが、1日100円程度で1日中ネットにつなげられるプリペイドSIMカードも。事前にSIMフリー端末を調達し、現地でSIMカードを購入・挿入すれば、通信費用を抑えることができます なお、ドコモは2011年4月以降のモデルからSIMロックの解除ができますが、購入時の状態ではSIMロックがかかっています。ショップに端末を持参し、手数料3150円を支払えばSIMフリー端末として利用可の状態に。ただし、端末内のデータ消失や他社のSIMカード挿入利用による不具合は自己責任です。 (※SIMロック端末をロックフリー化するアダプターを使う、いわゆる「下駄をはかせる」ことでSIMロックを解除する場合も自己責任です)