麻布台ヒルズの超高層ビル33階で圧巻の眺望と美食を満喫! 三國清三プロデュースのグラン・ビストロ「Dining 33」
ビストロらしい気軽さも!
麻布台ヒルズの森JPタワーの開業と同時に誕生した「Dining 33」。フランス料理の巨匠がプロデュースする美食を味わいながら、33階からの壮大な眺めを楽しみたい。 【写真8枚】フランス料理の巨匠、三國清三がプロデュースする「Dining 33」の詳しい写真はこちら ◆日本の食材を多用 麻布台ヒルズの森JPタワーは、高さ約330mに及ぶ64階建ての超高層ビル。現在日本で最も高いこのビルの33階にある「Dining 33」は、日本が世界に誇るフランス料理の巨匠、三國清三氏がプロデュースするグラン・ビストロだ。店内に入り奥の客席へ進むと、左手のガラス壁に映るパノラミックな景色が一歩ずつ変化し、目を奪われる。入口側から見えるのは仙石山森タワーやエディションホテルの入る東京ワールドゲート、虎ノ門ヒルズなどで、奥に行けば東京タワー越しに東京のベイエリアが広がり、まさに圧巻だ。 三國氏が監修するコースは、ランチ7品、ディナー8品。以前から三國氏が提唱する「ジャポニゼ」の思想を反映したメニューに登場するのは、昆布などの日本の食材を使いながらもフランス料理としての確かな骨格を保った料理だ。例えば1月のコースのメインディッシュは、仔牛肉にコゴミやタラの芽、うるいなどの山菜とトリュフを詰め、クレピネット(網脂)で包んで焼いたもの。クラシックな技法を用いた料理の表情は端正だが、メインディッシュを大皿でシェアして楽しむようなビストロらしい気軽さもある。東京観光にはもちろん、ちょっとした記念の集いにもうってつけの一軒である。 文=小松めぐみ(フード・ライター)写真=田村浩章 (ENGINE2024年2・3月号)
ENGINE編集部