代表デビューから《8戦7ゴール》と大暴れ B・ディアスまで合流したモロッコ代表は現アフリカ最強のチームへ
2026W杯へ面白いチームに
今年3月にモロッコ代表でのプレイを選択してから8カ月。レアル・マドリード所属MFブラヒム・ディアスの勢いが止まらない。 ディアスは世代別代表でスペインを選択しており、A代表でもスペインで1試合だけプレイしている。しかし代表定着とはならず、3月にモロッコ代表でのプレイを選択。何とモロッコ代表ではデビューから8試合に出場して7ゴールと手がつけられないのだ。 9月よりスタートしているアフリカ・ネイションズカップ予選では格下との戦いが中心ではあったが、ガボン、レソトとのゲームに2試合ずつ計4試合に出場し、7ゴールを記録。仏『Foot Mercato』はあまりの輝きから、ディアスを『現アフリカ最高の選手』とまで評価している。 モロッコ代表のチーム成績も抜群だ。来年に本大会が行われるアフリカ・ネイションズカップ2025は、モロッコが開催国だ。そのためモロッコは開催国枠での出場があるのだが、それでも今回の予選で見せた破壊力は圧巻だ。 今回の予選でモロッコはガボン、レソト、中央アフリカと同居し、6戦全勝。それも26ゴール2失点と攻守の内訳も圧倒的だ。2022年のワールドカップ・カタール大会ではベスト4、今夏のパリ五輪では若手世代が3位の成績を残したが、モロッコこそ現アフリカ最強のチームと言えるかもしれない。 ディアスはレアルでも限られたチャンスを活かしており、そのテクニックは一級品だ。モロッコ代表にとっても大きすぎる戦力であり、このままの勢いで2026ワールドカップを迎えればベスト4以上の成績を目指すことも不可能ではないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部