早大卒弁護士、婚活で女性ドン引きした思い込み ハイスペック男性の成功体験が結婚では障害に
「婚活の場は、真剣な場です。『就職面接でそんなことをしますか?』という話と一緒なんですね。スマホをいじっていて、受かるわけがないですよね(苦笑)。TPOを含め基本的なことがわかっていない男性は入会をお断りすることも。最低限のことを理解してから婚活に臨んでもらいたいという思いから、私は自分のYouTubeで“〇〇はNG”といったことを発信し、入会する前に『チェックしてください』と徹することで、男性たちがスタートラインにいる状態で伴走するようにしています」
■ハイスペックでも結婚できるとは限らない 事前に、石川さんが歯に衣着せぬアドバイスをする人だとわかれば、心理的ハードルも低くなる。最近では、石川さんに倣ってYouTubeを通じて虎の巻をあらかじめ教える結婚相談所も珍しくないそうで、「この人にサポートしてもらいたい」といった動機を持って入会する人も増えているそうだ。秘匿性の高いイメージがあった結婚相談所だが、さまざまな面でオープンになってきているという。
「俗に言う“ハイスペック”な男性がモテると思われがちですが、恋愛はそうであっても、結婚はまったく違います。むしろ、『Bridallink目黒』では有名大学を卒業し、高身長で高収入の男性が結婚できない傾向にあります。結婚したい女性が重視しているのは、外側ではなく内側なんですね」 ハイスペックな男性は、仕事にしても恋愛にしても成功体験があるため、自らの「こだわり」や「思い込み」に固執する傾向があると石川さんは話す。
「先日、収録に参加した『セ婚ド!』に早稲田大学を卒業した弁護士の男性が参加したのですが、『子どもが走り回るのがうるさくて嫌だ』といった話をして、 女性たちがドン引きする瞬間がありました。その後、彼を呼び出して、『あの発言はダメだよ』と伝えると、『何がダメなんですか?』とポカンとしていた」 その後、女性陣たちから「あの発言はドン引きした」と告げられると、ようやく彼は「石川さんが言っていたことが当たっていました」と宗旨変ええしたそうだ。