渋野日向子が反転攻勢へ 〝渋野マジック〟も炸裂し全米女子OP2位で2億円ゲット
【スマイリングシンデレラ 試練の1年(2)】女子ゴルフの渋野日向子(26=サントリー)は2024年にシードを奪還。そんな今季を振り返る連載の第2回は最大の見せ場にスポットを当てる。 【写真】渋野日向子ミニスカ、古江彩佳は真っ白スーツで華麗な〝競演〟 メジャー第2戦「全米女子オープン」(5月30日~6月2日)。ここまでカットありの8大会で6回の予選落ちを喫しており、何が起きるかわからない渋野のゴルフとはいえ、ファンでも期待しにくい状況で大舞台に臨んだ。 ところが、難コースに苦戦する選手が少なくない中、第1ラウンド(R)で71(パー70)と粘って3差15位発進。第2Rは、イーブンパーでまとめ、5差5位で予選突破。2019年「AIG全英女子オープン」に続くメジャー2勝目圏内で週末を迎えることになった。 状況が好転するとラッキーも起きる。第3Rの14番パー4ではカップの縁で止まったボールが10秒ほどしてカップイン。〝渋野マジック〟までさく裂し、第3Rはベストスコアタイの66をマークし、2差4位に浮上。今季のそれまでが別人だったかのようだった。 しかし最終Rは72と落とし、優勝した笹生優花(アース製薬)に及ばなかったが、メジャーの単独2位でシード圏内を確保できるポイントをゲットし、2位での約2億円の賞金も話題になった。大会後には、自身のユーチューブチャンネルで「この状態だったら出てもいいね」と今季国内凱旋へ意欲を示し、手応えもつかんだようだ。 「全米女子オープン」後の2試合で、しっかり4日間戦い、メジャー第3戦「全米女子プロ選手権」(6月20~23日)は7位と健闘。やはり渋野は渋野だったと印象づけたが、終わってみれば今季のトップ10はこのメジャー2試合のみだった。
東スポWEB