1年半で98店舗に拡大 24時間スイーツ無人販売店【Bizスクエア】
車社会の地方都市では、家賃の高い駅前よりも、通勤や買い物に使われる生活道路沿いで、駐車場を備え、何かのついでに立ち寄りやすいかが収益に繋がるという。そして、オーナーの業務は、定期的に店舗を訪れ、商品の補充や掃除、商品の発注などを行いながら、SNSの告知に力を入れる。 24スイーツショップ「岡崎矢作店」「豊田店」渡邊貴晃オーナー: うちを忘れないでいてもらうために毎日投稿するというか、新しい商品を箱開けたりとか、ちょっと断面切ってみたりして見せたりとかしている。 ――フランチャイズ展開は順調? 当面の出店目標は? 「24スイーツショップ」創業者 久保田翔也社長: おかげさまで、たくさんお問い合わせは、いただいている。5年以内には500店舗を目指したいと思っている。(今の5倍?)そういう目標を1つ掲げている。 ――めずらしいからこそ再来店のハードルがあるのでは?売り上げ維持の方法は? 「24スイーツショップ」創業者 久保田翔也社長: オープン景気はものすごく強くてそこからどうしても右肩下がりになってしまう。やはり商品の入れ替えのスピードが最も大切だと感じている。今は日本から仕入れをしているが、ゆくゆくは世界、韓国とか結構最先端で流行ったりするものが多いので、韓国から商品を仕入れるようなルートを確立できればと思っている。わたあめの機械は韓国でかなり流行っているもので、実験的に今ここにしかないのだが、かなり好評でまだ半月ぐらいで2、300本ぐらいは売れている。 ――今後の展開は? 「24スイーツショップ」創業者 久保田翔也社長: いろいろ考えたりもするが、ひとまずはまだまだこの24スイーツ自体、課題は抱えているので、まずはここに注力したいと思っているので、すぐに何か横展開していくことは考えていない。(とにかく500店舗を目指す?)はい。ペース的にはいけるかなと思っている。 ■24時間無人スイーツショップ その魅力と特徴とは!? 24スイーツショップの特徴。出店は地方郊外が中心。商品数は約800種類で価格帯は200円台から1000円前後のもの。7割が女性客で、ピークタイムは街の洋菓子店が閉まったあとの午後7時から11時となっている。
――この新ビジネスをどう思うか? 千葉商科大学教授 磯山友幸氏: すごいグッドアイディア。ほとんど冷凍品が中心なので、保存期間が長いから、店としても長期間にわたって売ることができる。 ――狭い面積で人件費かけずにできることが、フランチャイズ側にも魅力だ。 実際に24スイーツショップの出店数を見ると、2023年1月に広島で直営店を開業し、直営店は広島県内の2店舗のみで、その他は全てフランチャイズ店。北は山形から南は沖縄までわずか1年半で98店舗をオープン。2028年までに500店舗を目指すそうだ。 (BS-TBS『Bizスクエア』6月22日放送より)
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