ボクシング=タイソン─ポール戦、ベガス以外の興行収入新記録に貢献
[19日 ロイター] - ボクシングの元ヘビー級王者マイク・タイソンとユーチューバー兼プロボクサーのジェーク・ポール(いずれも米国)が対戦した15日の試合が大きな注目を集め、ラスベガス以外で開催されたボクシングおよび総合格闘技のイベントにおける興行収入新記録に貢献したことか分かった。 この試合はテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで行われ、ポールが3─0の判定勝ち。試合は米動画配信サービス大手ネットフリックスで配信され、同時ストリーミング数は6500万回と、スポーツイベントとしては史上最も多くストリーミングされた試合となった。 TVision社によると、米国東部時間の午前0時から1時まで放映されたテレビ番組のうち、この試合の視聴者が56%を占め、全世界で放映をライブ視聴した推定平均視聴者数(AMA)は1億800万人だったという。 同会場では女子世界スーパーライト級4団体統一戦もメインイベントとして開催され、統一王者ケイティ・テーラー(アイルランド)が世界ボクシング機構(WBO)女子世界フェザー級王者アマンダ・セラノ(プエルトリコ)に判定勝ち。この試合をライブ視聴したAMAは全米が4700万人と、全米史上最高の注目を集めた女子プロスポーツイベントとなった。 観客は7万2300人で、興行収入は総額で1811万7072ドル(約28億円)に上ったという。