「補償を最後まで行い廃業」ジャニーズ事務所が会見(2023年10月2日)(全文1)※冒頭発言のみ
ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたい
ジャニーズ事務所を廃業することが、私が加害者の親族としてやり切らねばならないことなのだと思っております。ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたいと思います。 最後に、ジャニーズ事務所に所属するタレントを、これまで応援してくださった世界中のファンの方々のお気持ちを考えると、本当に本当に申し訳なく、言葉にもなりません。また、関係各所の皆さま、ご迷惑、ご心配をおかけして大変申し訳ございません。今日記者会見に出席せず、このようなお手紙を出すことで逃げた、卑怯だと言われることは重々承知です。今回初めて公にお話ししたメリーは、本当にひどい面も多くあったのですが、優しいときもあり、自分の母でもあり、皆さまの前でお話ししたいことを過呼吸にならずにお伝えできる自信がなく、このようなお手紙にさせていただきました。誠に申し訳ございません。 改めて、被害者の皆さま、ジャニーのしたことを、私も許すことができません。心から申し訳ないと思っております。また、タレント、社員の皆さんが、これから新しい道に思いっきり羽ばたき、みんなが幸せになれるよう、私はそれを後押しできるような形になるよう、精一杯頑張っていきたいと思っております。どうか引き続きご指導、ご鞭撻いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。2023年10月2日、藤島ジュリー景子。 以上が藤島氏からの手紙となります。今、私が代読させていただきましたお手紙のコピーを後ほど皆さまにもお配りいたします。
新会社は個別に契約を結ぶエージェント会社
東山:次に、新しく設立する会社について、ご説明させていただきたいと思います。新会社は、希望するタレント個人やグループが設立する会社と個別に契約を結ぶエージェント会社といたします。この制度においては、全てを会社に委ねたり縛られたりすることなく、タレント自らがその活動の方向性に応じて、自分自身で活躍の場を求めていくことになります。新会社は彼らとエージェント契約を締結し、これまでに培ってきたプロデュース機能やマネージメント機能を活用して、お互いの知恵を出し合いながら、そのタレント活動を最大限サポートしていきたいと思っております。 そして、若手タレントなどはエージェント契約形式ではなく、新会社に所属することもできるということになります。これは日本の大手芸能プロダクションで、これだけ多くのアーティストと契約することになるエージェント会社が立ち上がるのは、初めての試みだと思います。ジャニーズ事務所に所属するタレントたちのうち、新会社と一緒にやりたいという意思確認ができているメンバーからは、それぞれがファンクラブを通じてお知らせしていきます。 井ノ原:はい、で、現時点で意思確認ができていない、僕が担当しているジュニアのメンバーもいます。それは彼らにはこれから僕の口から説明していきたいと思ってます。で、なぜこのような会社を目指しているかと申しますと、我々、僕もタレントの立場でもありますから、タレントとしても、そんな中でも自己プロデュースや演出をする人もいたり、自分がやりたいことをやってる人たち、たくさんいました。ただ、やはり大きく強い会社の中にいましたので、守られてきた存在であったことは事実です。そこに、もしかしたら甘えが生まれたりとか、内向きな体質となった原因もあるのではないかというふうに思います。 ジャニーズを解体するからにはそうした体質を根本的に変えていかなきゃいけないと思っております。だからこそ、タレント1人ひとりが自分の考えで歩む仕組みを作らなければならないと、これまで以上にそういう仕組みを作っていかなきゃいけないと思っております。 東山:あの、僕らは幸いにして、本当にたくさんのファンの方に支持をしていただいております。そしてやっぱりグローバルなエンタメの世界では、タレントがエージェント契約を通じて活躍の場を広げていくということが、このスタイルが標準となっています。今の若いみんなには本当に世界に羽ばたいてほしいと思いますし、それだけのエネルギーを持ってると感じております。