批判に晒されるミラン、指揮官はテオ外しを説明「懲罰ではない。彼は世界最強のSBだ」
ミランの指揮官パウロ・フォンセカが19日、ヴェローナ戦の前日会見に出席した際、低迷するチームの状況について語った。 直近のリーグ戦では、アタランタに敗れ、クラブ創設125周年を祝福するはずのホームでのジェノア戦でスコアレスドローに終わったミラン。消化試合が1試合少ないとはいえ、首位アタランタから14ポイント差の8位と低迷し、批判に晒されている。 ジェノア戦では、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節ツルヴェナ・ズヴェズダ戦における姿勢が問題視された主力のテオ・エルナンデスがスタメンから外れてベンチとなったため、物議を醸していたが、指揮官のフォンセカが説明した。 「私はジェノア戦の前に彼と話をした。テオの状況に関する説明は簡単だ。彼は代表でもかなりプレーしていて、フィジカルコンディションがベストではない。エネルギーを取り戻す必要がある。われわれにとって、彼は極めて重要な選手だ。出場しなかったのは、懲罰ではない。私にとって、彼は世界最強のサイドバックなので、ベストコンディションに戻って欲しいと思っている」 「チームの信頼を感じているかって? 練習中の様子を見ていないみなさんには、チーム内にどんな雰囲気があるのか理解できないだろう。私は、チームの不信を感じたことは一度もなく、取り組みにおいてやる気がないと感じたこともない」 結果で証明されない時もあるが、チームは多くの面で改善したと思っている。どの試合においても、相手の方がはるかに良かったということはなかった。選手たちも同じように感じている。問題は、選手たちの頭や態度であり、現在に至るまで、これがこのチームの主な問題だ」 またミラン指揮官は、来年1月の補強について問われると、「これから補強が主要なテーマになることは分かっている。クラブはメルカートやチームのニーズに注意を払っている。必要があれば、介入の準備はあるだろう」と述べた。