令和のプロレス界を賑わすDDTサウナカミーナってどんな集団? マツコ・デラックスも魅了
ブーム再燃が話題になっている、プロレス業界。中でも、主に女性客が急増しているのがDDTプロレスリングだ。その中心にいるのは、DDT所属のユニット「The 37KAMIINA」。先日は初のフォトブックも発売し、12月3日にはオンラインサイン会、12月6日には書店でのお渡し会が決定している。マツコ・デラックスも魅了する、噂のイケメンレスラーたちの魅力に迫る。 【写真】令和のプロレス界を賑わすDDTサウナカミーナ 伝説の悪役プロレスラー・ダンプ松本の波乱万丈の人生を軸に、1980年代初頭~中期の「全日本女子プロレス」の光と闇を描いた半自伝的ドラマ『極悪女王』(Netflix)の勢いがものすごい。当時のあの熱狂を知る人はもとより、全女解散後に生まれた世代、そもそもプロレスそのものに触れてこなかった人たちも巻き込み熱狂に叩きこみ、2010年以降に再び勢いに乗ってきたプロレスの熱は、ここに来てさらなる高まりを見せている。『極悪女王』を機に、現代のプロレスへと興味が湧く人も増えたことだろう。 陽性のキャラを活かしたバラエティ進出に、WEBドラマ版『仮面ライダー』シリーズの敵役として堂々たる演技を見せる「新日本プロレス」所属の高橋ヒロム。 現在、レギュラーを務めるミヤギテレビ『OH!バンデス』内のコーナー「TAXIめし リターンズ」での愛嬌たっぷりな食レポが人気を博し、今年は写真集『DOOM!』(ブックマン社・刊)を発売と急上昇中の「全日本プロレス」所属の斉藤ジュン、斉藤レイの双子タッグ「斉藤ブラザーズ」。 持ち前のプロレス脳と愛を駆使し、プロレスの面白さを多角的に伝えるYouTube「拳王チャンネル」が局地的に注目を集める「プロレスリング・ノア」所属の拳王。 そうした個性豊かなレスラーたちがプロレス界を盛り上げる中、新時代のカッティングエッジになるだろう存在が、独創性溢れる世界観を創造しぶつかり合う「DDTプロレスリング」所属の若手選手、勝俣瞬馬、MAO、上野勇希、To-yからなるユニット「The 37KAMIINA」(読み方は「サウナカミーナ」、通称:サカミ)だ。 彼らの名前にピンと来ない方でも、『マツコの知らない世界』(TBS)のサウナ回にてプレゼンターを務めたイケメン4人だと説明すれば伝わるのではないだろうか。 サウナを冠する通り、サウナカミーナは、DDTプロレスリングのサウナ好きレスラーによって、2020年11月より本格始動。「DDTをサウナにする」を合言葉に、リング上では「ストーブ」のように熱い試合で魅せ、まるで「ロウリュウ」のごとく熱い観客の応援を生み出し、彼らの作り出す世界で“整う”……と、“戦うサウナ”集団として、団体の最前線で活躍中。 まず彼らの魅力を語る上で欠かせないのが“サウナ愛”。巡業の合間からプライベートでのサウナ旅も行う生粋のサウナフリークである彼らは、各メディアでサウナの魅力を発信するスポークスマンとしての活動を展開。先述の『マツコの知らない世界』出演回は、TVer再生数の多いサウナ特集番組に送られる「TVerサウナアワード」の大賞を受賞。過去には愛媛県松山市にある「伊予の湯治場 喜助の湯」の公式アンバサダーに選ばれるなど、サウナをさらに熱く盛り上げる活動に貢献している。さらに勝俣、MAO、上野は熱波師の資格を取得。中でも勝俣は定期的にサウナ施設でアウフグースイベントを開催、効能を伝えるなどのサウナ文化発展にまで寄与。まさにサウナの看板に偽りなし。 そして、彼らの魅力を語る上で欠かせないのが“華やかさ”だ。身体能力の高い選手が入り乱れるDDT内において、空中戦、肉弾戦、どれもハイレベルな戦い方を見せている。果てはプライベートでも仲良しという深い関係性が生み出す見事な連携も合わさり、隙のない強さでDDTリングの中心に立ち続けている。一時期はDDTの主要ベルトがサウナカミーナに集まったほどだ。しかも、その激しい戦いを見せるのが、四者四様の高いルックスの持ち主たち。その華やかさは、今年9月に参戦を果した、ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」の武知海青と並び経っても引けを取らなかったほどだ。 ここからは、サウナカミーナを構成する各選手についてキャリア順に触れていきたい。