アマチュアのミスの8割は”構え”が原因! あなたは”正しく”立てていますか?
ゴルファーは問題の原因をスウィングに求めがちだが実はゴルフのミスの多くは「構え」に起因しているという。2024年3月号の「月刊ゴルフダイジェスト」では、構えのなかでもとくに大事な「向き」について7ページにわたり深掘りしている。「みんゴル」では導入部にあたる3ページの内容を公開していく。
ミスは構えで激減する
「ゴルフは構えが大事」という言葉は、ゴルファーなら誰しも聞いたことがあるはずだ。しかしそうは言っても、ゴルファーの多くはミスの原因をスウィングに求めがちで、コースで出たそのOBやダフリが本当に構えのせいだと理解している人は極めて少ない。 プロコーチの中井学プロは、「アマチュアがスコアを崩すミスの8割は構えが原因。とくに構える“向き”がよくなったら、スウィングをいじらなくてもスコアは劇的によくなる」とまで言い切る。なぜそれほどまでに向きが重要なのだろうか? 「そもそもアマチュアで、狙ったところに正しく向けている人は多く見積もっても2~3割。しかもそのほとんどは上級者ですから、アベレージゴルファーに限れば『正しく立てている』人はほぼゼロに近いでしょう。しかし『正しく構える』のは本当に難しく、プロでも常に苦労しています。まずはその重大さと難しさを認識して、『ちゃんと構える』ことにもっとエネルギーを割いてほしいですね」(中井プロ) とくにアマチュアに多いのは、構えが狙いよりも右を向いているケース。アマチュアへの指導経験豊富なプロにアンケートを取っても「右向きが半数」という回答だった。
「右にせよ左にせよ、狙いがズレていたらナイススウィングをしてもそこに球は行きません。自分で真っすぐ構えているつもりが本当は右のOBゾーンを向いて構えていて、そこにナイスショットでOBを打ち、『おかしいな』とスウィングをいじる。構えが悪いと、こういったミスが連続してしまいます。そしてただでさえちゃんと向けていないのに、景色に影響されてさらに向きがズレる。構えが悪い人ほど景色に引っ張られる傾向は強いので、ミスしたら、スウィングを疑う前にまずは構えを疑ってほしいですね」(中井プロ) アマチュアに右向きが多い原因は、ターゲットに体自体を向けてしまうから。本来、ターゲットに向けるのはフェースであって、体はそれと平行なので、肩やスタンスのラインはターゲットよりも左を指していなければならない。まずはこの原則を見直すのが大前提だ。 ※2024年2月12日11時45分 文章を一部修正いたしました
月刊ゴルフダイジェスト
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