毎日コーヒーを3,4杯飲む女性が、10日間コーヒーをやめて「カフェイン断ち」したらどうなった? 体験談を語る
ハーブティーは最適な代替品
私が朝のコーヒーを大いに楽しみにしている理由のひとつは、実際のところ、カフェインとはなんの関係もない。ただ単に、慌ただしい一日の始まりを前にして、精神的に気持ちを整える時間を持つこと、そしてその時に、何か温かくて心安らぐものを飲む時間を取りたいから、という単純なルーティンだ。 つまり本当は、絶対に朝の一杯はコーヒーじゃなきゃダメ!というわけでもない(確かにコーヒーは大好きだけど)。ハーブティー(アップルシナモン、レモンジンジャー、ミントなどの紅茶)をどんどん飲むことは、私のカフェインフリー生活の最初のストレスを明らかに減らしてくれた。それでいて体にも良く、なおかつ美味しい!紅茶が好きになった自分は、コーヒー断ちをして初めて知った要素でもあり、今後も是非続けたいと思えた。
早寝早起きが定番になった
さて、この実験における最もポジティブな副作用をお知らせしよう。それは、自然と早寝早起きが習慣化されたことだ。コーヒーのない私の体は、ごくごく自然な形で疲弊していた。ゆえに、私は適正な時間(大体22時~22時半頃)には眠りにつくよう強いられた。これは私が何年もそうしようと望んできたのに、絶対に実現できなかったことの一つだった。 早く就寝するようになってから2、3日後、朝5時30分に、心の底からすっきりとした気分で、目覚ましアラームのスヌーズボタンを押すこともなく目覚めることができた自分に、心からびっくりした。久々に感じる「よく寝た~!」という感覚に感動した。 今までの自分の生活スタイルを振り返ってみると、午後2時、3時頃に最後のコーヒーを飲むことが、最適な時間に就寝することをどれだけ妨害していたか、よくわかる。そしてそれこそが、翌朝になってものすごくコーヒーを飲みたい気分にさせていたのだろう。
やがて気分が良くなる
4日目か5日目になると、最初の頃よりもはるかに気分が良くなった。そして7日目~10日目には完璧に峠を越えており、頭痛は完全に消えて、ここ何年かの間で初めて、コーヒーなしでも十分に1日を安らげたように感じた。そして活力レベルも、実際に私が1日に2、3杯のコーヒーを飲んでいたときの頃と同じくらいにまで戻った。 私を含め、頭を働かせるためには「コーヒーが絶対に必要」と思っている人は多い。だが、実際にはそんなことないのだということを実感できたのは、10日目になってようやくだった。体にカフェインゼロ(または最低限のカフェインがある状態)で、頭が働くように再調整する時間さえあれば、コーヒーがある生活よりも、コーヒーがない生活はずっとサステイナブルなエネルギーを体感することができるのだ(もちろん、適量を守った上での至福の一杯は私も大切だと思う)。