多くの人は無自覚だが、じつは国民ひとりあたり「182万円」を「持って」いる…この数字が「意味するもの」
今が最も価値があるという考え
所有物をメルカリで売るとなっても、「まだ使うかもしれない」と思ってなかなか出品ができない場合も多いです。特に購入した時の金額が高いと、手放すのは惜しいという気持ちが強くなるもの。 でも、一般的にモノの価値は時間の経過と共に落ちていきます。たとえ使っていない新品未使用のものであってもです。 まれに、希少価値が出て購入時よりも価値が上がるモノ、たとえばロレックスの腕時計やエルメスのバッグなどもありますが、それらはほんの一握り。それを持っていたら売るのはもう少し先でもいいのかもしれませんが、価値が上がっていく見込がないならば、できるだけ早く売った方がいいと筆者は思います。 例えば今年5万円で売れるものでも、来年は2万円ほどになるかもしれません。商品によっては、そのくらい価値が大幅に下がるものもあります。
簡単な出品機能を活用
メルカリに出品をするとなれば、面倒さを感じる場合もあるでしょう。特に、商品説明に関しては、何を書いたらいいのかわからないという声もあります。そこで使いたいのが「AI出品サポート」です。 商品の写真とカテゴリを選ぶだけで、AIが自動的に商品説明を書いてくれる機能です。 ブランドのロゴの写真を撮れば、ブランドも区別してくれます。アルファベットを入力するのが面倒なときは、この機能は本当に楽です。それに販売価格の相場も提示してくれるので参考にすることも可能です。 またノーブランドの商品は、ブランドがないからこそ出品が難しいと言われています。検索に引っかかるキーワードが作りにくいからです。そこでAI出品の出番です。売れやすいポイントを押さえながら、商品説明を作ってくれます。商品の状態など、最終的なチェックは必要になってきますが、AI出品を使うことで時間や労力を大幅に削減できるのです。
トラブルが起きたら?
メルカリを利用するにあたっては、トラブルに対する警戒感がとても強いと思います。特に2024年11月にニュースにもなった返品トラブルもあります。それに購入者から商品が届かないと連絡があったらどうすればいいのだろう。そんな不安も抱えているのは事実。でもトラブルが起きたら、出品者と購入者だけで解決できない場合もあるので、必ずメルカリ事務局に相談をしましょう。 現在メルカリでは、安全安心に関する体制強化をしています。これは11月の大炎上を受けてのことではありますが、「お客さま間で解決が難しい問題に、より関与し早期解決」と明記されました。 参考:メルカリの安心安全に関する体制強化と新たな補償方針による対応の開始について 当然「早期解決」の「早期」はケースバイケースですが、トラブルが起きたら相談をすれば対応してくれるはず。そう考えれば、怖がらずに出品をしていけるのではないでしょうか。 「自分が所有しているものは、ただのモノではなく資産である」。そういう発想で、持ちモノを現金に換えてまた違うモノを買う、サービスにお金を使うというように循環させるのもよいのかなと思います。
川崎 さちえ(フリマアプリ・ネットオークションガイド)