【賛否】「小学生に“デパコス”勧めないで」の声殺到も…子どもに「デパコスほしい」と言われたら<親がすべき“正答”>
憧れのりゅあちゃんに会えたと喜ぶ子どもたちが、イガリさんや保護者のアドバイスのもとに涙袋やリップのメイクを笑顔で楽しむ様子はとてもハッピーな空気に包まれていた。イベントに訪れた小学5年生の子にメイクをする理由について聞いてみた。 「メイクは友だちに教えてもらいました。キラキラするものが好きで、キラキラをつけると嬉しいし、鏡を見るのが楽しくなります」 そうした小さな変化が、彼女たちの自信につながっているのだ。日本財団が2024年に日本や米国など6カ国で各1000人の若者を対象に実施した「18歳意識調査」(※)では、日本の若者の自己肯定感は他国の若者に比べても低いという。
イガリさんは、そういった日本の若者の自己肯定感を上げるためにもメイクが一助になればと話す。 時代とともに価値基準は移り変わる。キッズメイクについても、決して自分たちの時代の常識に当てはめずに、子どもたちと一緒に考えたり調べたりすることで、新たなコミュニケーションツールにもなるのではないだろうか。 (※)日本財団18歳意識調査結果 第62回テーマ「国や社会に対する意識(6カ国調査)」
イガリ シノブ :ヘアメイクアップアーティスト/岡部 のぞみ :ライター/編集者/「ampule」ブランディングマネージャー