“7つの悪手”「中居正広氏の謝罪文」は、まさに失敗の典型だ 反発は必然!周りに「危機管理の専門家」はいなかったのか
一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人以上の話し方を変えてきた岡本純子氏。 たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれている。 その岡本氏の著作『世界最高の話し方』シリーズは累計20万部のベストセラーとなっているが、その「真骨頂」ともいえる「人前での話し方のスキル」をまとめた新刊『なぜか好かれる「人前での話し方」』がついに発売された。 【話題の書籍】社長・企業幹部の1000人以上変えた「伝説の家庭教師」岡本純子氏が上梓した「話し方の最新科学とスキル」が詰まった新刊
コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「人前での話し方」を切り口に「中居正広氏の謝罪文」を分析する。 ■まさに「謝罪の悪手」の寄せ集めのような内容 不祥事などへの批判を鎮火させるために、必要な行為が「謝罪」ですが、そのやり方をしくじることで、より事態を悪化・炎上させてしまうことがあります。 女性とのトラブルが伝えられるタレントの中居正広さんが、9日の夜、発表した謝罪文はまさに「謝罪の悪手」の寄せ集めのような内容でした。
このような中身であれば、出さないほうがマシというレベルです。 果たしてどこが、問題だったのでしょうか。 以下がお詫びの全文です。 お詫び この度は、皆様にご迷惑をお掛けしていること、大変申し訳なく思っております。 報道内容においては、事実と異なるものもあり、相手さま、関係各所の皆さまに対しては 大変心苦しく思っています。 これまで先方との解決に伴う守秘義務があることから、私から発信することを控えておりました。
私自身の活動においても、ご苦労を強いてしまっていることが多々発生しておりますので、 私の話せる範囲内でお伝えさせて頂きたいと思います。 トラブルがあったことは事実です。 そして、双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です。 解決に至っては、相手さまのご提案に対して真摯に向き合い、対応してきたつもりです。 このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません。 なお、示談が成立したことにより 、 今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました。