ただ食べないだけじゃダメ!「断食」にも正しいやり方があるって知っていた? 実際に「5日間断食」に実践してみた!
ファスティングとは、いわゆる「断食」のこと。過酷な修業のひとつとして取り入れられていることもあり、辛くて苦しいイメージを持つ人も多いのでは。ところが近年、ファスティングブームと呼ばれるほど実践している人が増えている。 【写真】ウエストや二の腕もサイズダウン!肌のツヤ感もアップしたビフォーアフター ▼田中裕規 兵庫県姫路市出身。「断食メガネ」の愛称で知られるファスティングの専門家。スポーツ選手、格闘家、有名人をはじめ、日本にとどまらず海外合わせ20,000人以上のファスティングによるボディコンディショニングを行い、分子整合医学、酵素栄養学などの栄養学をベースに、細胞から健康にする食養生・食事からのコンディショニングも行う。
ファスティング(断食)とは?
ブームとなっているファスティングだけれど、そのやり方にはさまざまな方法がある。例えば半日だけ行う「プチ断食」、グリーンスムージーだけを飲んで過ごす「グリーンスムージークレンズ」、具なしのみそ汁を飲む「みそ汁断食」などなど、メソッドは多岐にわたる。共通しているのは「固形物を食べずに胃腸を休め、デトックス効果を高める」ことだが、間違ったやり方で体調を崩したり、逆に太りやすくなってしまうケースもあるのだとか。田中さんが指導するのは、発酵ドリンクを使ったファスティング法。「飲まず食わずの断食とは違い、果物や野菜、野草などを発酵させた特製ドリンクを飲みながら行います。最低限の糖質を摂ることができるので、辛さを感じにくく、安全にファスティングを行うことができます」
エディターが5日間のファスティングにトライしてみた!
正しいファスティングのやり方をエディターが実際にお試し。 2日間の準備食期間を終えたら断食スタート! 「断食指導士の先生から、体重や体調に合わせて指定の発酵ドリンクの分量や飲むタイミングが指導されます。私の場合はファスティング中もダンスなどの運動をしていたため、量は多めかも? 1日目はとにかくお腹が空いたけど、仕事も普通にしていたので、なんだかんだあっという間に終わりました」と好調なスタートを切った。 しかし2日目にピンチが訪れる。初日よりも空腹感がつらく、仕事に集中できない状態。「つらいときは発酵ドリンクを飲んで気を紛らわしました」 この日は空腹がつらいので、早々に就寝。 3日目の朝を迎えると、昨日までのつらさが嘘のように、気分が爽快に! 「空腹感も気にならないし、つらくなくなった! お腹周りのお肉もスッキリしてきた」とテンションがアップ。仕事の集中力も明らかに増した。 そうして5日間のファスティングを終え、回復食も無事に完了。 「はじめは5日間も食べないなんて信じられなかったけど、やってみると自然と空腹感がつらくなくなり、5日目を迎えるときにはもっと続けられそうと感じるほど。肌の調子も上がり、なんだか体中の細胞が若返った気がします。ダイエット目的だったけれど、得られたのはそれだけではなく、健康的な意識とライフスタイル。日頃の生活を見直すいいきっかけになりました。また定期的にやりたい!」