中日の小笠原慎之介がポスティング申請も米メディアは「佐々木朗希ほどエキサイティングではない。移籍先が決まるまで1か月以上かかる」と厳しい評価…その理由とは?
同サイトは11月の時点で契約金を2年1200万ドル(約18億2000万円)と予想していた。しかし、今オフのFA市場は、菊池がエンゼルスと3年総額6300万ドル(約94億円)、ルイス・セベリーノがアスレチックスと3年総額6700万ドル(約101億円)、フランキー・モンタスがメッツと2年総額3400万ドル(約51億6000万円)で契約するなど、先発投手の価格が「予想以上に」高騰している傾向にあり、それが小笠原にも追い風になると予測した。つまり1200万ドル(約18億2000万円)を大きく上回るのではないかという見立てだ。 ポスティング申請の一報を報じたロメロ記者は、小笠原の代理人事務所が大手のウィリアム・モリス・エンデバー(WME)となることを伝えた。全米最古の芸能エージェントのスポーツ部門で、男子テニスのスーパースターのノバク・ジョコビッチや、総合格闘技団体のUFCも傘下に持ち、芸能部門では、俳優のデンゼル・ワシントンやマット・デイモン、歌手のブルーノ・マーズ、日本のミュージシャンYOSHIKIらが所属している。この6月には花巻東高からスタンフォード大へ進学した佐々木麟太郎とも契約を結んだ。交渉力のある代理人事務所のため、かなりの好条件を引き出せるのかもしれない。 ただ「トレード・ルーマーズ」は「契約には1か月以上を要する」と、移籍先の決定が長引く可能性も指摘した。45日間の期限ギリギリだ。 FA市場には、まだコービン・バーンズ、マックス・フリード、ジャック・フラハティなどのトップクラスの投手が残っており、小笠原は、ショーン・マナイア、ネイサン・イオバルディ、ジェフ・ホフマン、ニック・ピベッタ、アンドリュー・ヒーニー、ホセ・キンタナ、マックス・シャーザー、ジャスティン・バーランダーといった先発投手としては、中堅もしくはバックエンドのグループの一員という評価となっているのが理由。小笠原よりも、評価の高い投手から順番に移籍先が片付くため、移籍先決定まで「時間がかかるのでは?」という予想。 同サイトは、11月の時点では、小笠原の移籍先候補としてアスレチックス、パドレス、ブリュワーズ、ガーディアンズの4チームをあげていた。果たしてドラゴンズが誇るサウスポーは来季どのチームのユニホームに袖を通すのか。
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