日産、2019年3月期決算を発表(全文4完)外形的な統合には否定的
ホールディング会社の計画をどう思うか
ウォール・ストリート・ジャーナル:Sean McLainです。ウォール・ストリート・ジャーナルです。英語で話させてください。西川さん、先ほど簡単に意見の相違がスナールさんと西川さんの間であるとおっしゃいましたね、資本構成について。先月、【SB&C 00:54:19】のルノーが採用したところの人からアプローチされて、新しいホールディング会社の仕組みについて提案があったと聞いていますが、お話になりましたか。このホールディング会社の計画について、どう思われてますか。 西川:そのご質問に、私、直接お答えする内容は持っておりません、残念ながら。ただし、先ほど申し上げたとおり、スナールさんとは日頃からさまざまなトピックについて意見交換をしております。その中で意見の違うこともあるということを申し上げました。そういう中で当然のことながら資本構成についての議論もあったということであります。 そういう中で私も、スナールさんはある方向性、これは経営統合の方向性でいいんじゃないかという意見を持っておられることは私も承知しておりますし、一方、まったく別の方向性についても、議論はまったくオープンであるという姿勢を持っておられるということも承知しております。先ほど、いろんな方法があると、いろんな方向性があると申し上げましたけれども、その中の、そういう意味では議論に対してオープンであるということですね。 皆さん、いろんな意見をお持ちだと思います。スナールさんも日産の取締役でもありますけども、日産の取締役の皆さん、ほかにもやはり統合には否定的な意見をお持ちの方、多くありますし、私自身の意見は前々から皆さんにお伝えしているとおりでございます。そういうことはありますけども、実際に検討する場合にはもっと幅広く、何を目指すのかと、そのためにどういう方法があるんだということは議論すべきだと思いますけども、繰り返しになりますけども、スナールさんと確認をしていることは、今はそういう時期ではないねと。これは、今はやはり業績回復、日産としては業績回復に集中すべきだということで皆さん一致してるというふうにお考えいただければいいと思います。 司会:はい、ありがとうございます。じゃあそちらの。