日産、2019年3月期決算を発表(全文4完)外形的な統合には否定的
日産自動車は14日、2019年3月期決算を発表した。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「日産が2019年3月期決算を発表 西川社長らが会見」に対応しております。 【動画】日産が2019年3月期決算を発表 西川社長らが会見 ◇ ◇
なぜ利益率はこれほど低いのか
司会:それでは質疑に入らせていただきたいと思いますけれども、大変恐縮でありますが、ちょっと時間がかなり押していることもありますので、今回はお1人さま1問でお願いできればと思います。 では。はい。一番前の方。 日本経済新聞:すいません、日本経済新聞社の【オカダ 00:46:49】と申します。19年度の見通し、営業利益率が2%と大変低くなってしまっているんですけれども、売り上げ11兆ある中で、この利益率の低さはいったいなんでなんだというところを教えていただきたいんですけど。この規制対応、消費税向上とかパフォーマンスとか、ざっくりと1100億減るとか1120億増えるとか、ユーロだと少し御社の、今、置かれてる厳しさっていうのが分からなくて、もう少しブレークダウンして教えてほしい。 事業構造改革コストがこの中にどのぐらい入ってるのか、「パワー88」でBRICsとかASEANでかなり投資をされて、余剰生産能力ということをおっしゃってましたけど、固定費の重さっていうのがどのぐらい御社にとって負担になってて、そこにどうやってメスを入れようとしてるのか、その辺を併せて教えてください。 西川:分かりました。実はここのところ、赤い字の部分は、これは業界として受けてる部分であります。この中でいうと、他社さんもたぶん同じように影響を受けてると思いますけど、われわれで見ると、やはりヨーロッパとアメリカ、両方、同じように影響を受けてるという点で、その影響の部分が多少大きいかなというふうに思っております。 それから、このパフォーマンスの部分でございますけども、ここはやはり今、先ほど申し上げたとおり、まずアメリカの収益が底を打って、なかなかまだ改善してこないというのが大きくございます。その中でヨーロッパが、地域的に見るとヨーロッパも実は今年が、19年が底ということで、徐々に供給が戻ってきて来年から改善するということで、そういう底の部分がございます。 それとあと、ざっくりとした言い方で申し訳ないんですが、これまで販売側の未達、なかなか計画どおりいかないという部分を、コストの改善、原価低減のストレッチということで補ってきたわけでありますけども、やはりそこが少し限界にきてるということですね。これは先ほど申し上げた、車の年齢が5年を超えてるということとも関係がありまして、やはりそういう意味では非常に悪い要素が重なって、こういうふうになっているということが事実でございます。