2025年よりHRCのテクニカルマネージャーにアプリリアから移籍のアルベシアーノが就任。アプリリアは元KTMのステルラキーニが引き継ぐ
10月4日、株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は、2025シーズンよりロマーノ・アルベシアーノをテクニカルディレクターとして迎えることを発表した。アルベシアーノは今シーズンまで11年間、アプリリア・レーシングのテクニカルディレクターを務めている。 現在のHRCテクニカルディレクターは2023年にスズキから移籍した河内健氏が務めているが、来シーズンからは河内氏に代わりアルベシアーノがテクニカルディレクターとして、HRCのMotoGPプロジェクトとホンダRC213Vマシンの継続的な開発の指揮を取ることとなる。 アルベシアーノは、アプリリアがMotoGPに復帰した2015年よりテクニカルディレクターとしてMotoGPプロジェクトを率い続けてきた人物だ。 アプリリア・レーシングは、2022年のアルゼンチンGPでアレイシ・エスパルガロが優勝したことにより、最高峰クラス初優勝を達成。今シーズンは第3戦アメリカズGPでマーベリック・ビニャーレスが優勝するなど好成績を残し、第15戦インドネシアGP終了時でコンストラクターズスタンディング3位につけている。 また、このアルべシアーノの移籍に伴い、最終戦バレンシアGP翌日以降、ファビアーノ・ステルラキーニがアプリリアレーシングのテクニカルマネージャーの座を引き継ぐことも同時に発表された。 ドゥカティでテクニカルディレクーを務めていたステルラキーニ。2021年からはKTMのサーキットレース技術副社長に就任していた。 [オートスポーツweb 2024年10月05日]