栄養士が指南! 安全に早く体重を減らす方法 10
※この記事は、海外のサイト『Prevention』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 忙しい生活のなかでダイエットに取り組むには、大きな覚悟が必要となる。健康目的や個人的な理由で体重を減らしたくなったとき、目標を達成して先に進むために、早く痩せる方法を知りたくなるのは当然のこと。 ただし、専門家は一般的に急激な減量を推奨しておらず、それにはいくつかの理由がある。「全体として見ると、体は安定した状態を好みます」と話すのは、『ザ・リトルブック・オブ・ゲームチェンジャーズ』の著者で登録栄養士のジェシカ・コーディングさん。「突然体重が減った場合、体は生物学的にそれを脅威に対する反応とみなすようにできています」 急激な減量で体にストレスがかかると、体は何らかの危険にさらされている、あるいは食料が不足していると認識する可能性があります、と彼女は説明する。体はそれに対応する形で代謝を遅らせるため、体重を減らして維持することが難しくなる。「また、急激に体重を減らす人のほとんどが、非常に厳格で制限的なダイエットを行いますが、これは現実的ではなく長続きしません」と「ベス・ウォーレン・ニュートリション」の創設者で登録栄養士、また『リビング・ア・リアル・ライフ・ウィズ・リアル・フード』の著者であるベス・ウォーレンさんは話す。 基本的に短期間で行う減量は、長期的な成功にはつながらない。だからといって、カタツムリのようにゆっくりとしたペースで体重を減らさないといけないわけでもない。安定したペースで体重を減らし、目に見える結果を得ることは可能なこと。そこで、栄養士推奨のダイエットのヒントをいくつかご紹介。
安全に早く体重を減らす方法
通常ダイエットにおける第一の目標は、体重を落としそれを維持すること。減量は簡単なことではないけれど、栄養士らによると、これらのステップは体重を減らして長期間維持するベストなアプローチだそう。 1. 食物繊維をたくさん摂る 食物繊維とは、消化管では完全に分解されない難消化性の炭水化物のこと。通常、食物繊維はオートミール、豆類、種子類、果物などの食品に多く含まれている。米国立衛生研究所(NIH)によると、男性は一日あたり約38g、女性は約25gの食物繊維を摂ることが推奨されているけれど、ほとんどのアメリカ人は一日に約14gしか摂取できていないという。高食物繊維の食事は心臓の健康にいいだけでなく、満腹感を長く保つことができます、とコーディングさんは話す。その結果、日中にあまり空腹を感じなくなる。ただし、食物繊維の摂取量はゆっくり増やすのが吉。「そうしないと、胃腸の不調を引き起こす恐れがあります」とコーディングさんは説明する。