1000円の「エコバッグ」を1年使用! 買い替えを検討中だけど、もしかして「5円のレジ袋」を購入したほうがコスパはいいの? コストを比較
2020年7月1日から始まったレジ袋の有料化もあって、今や多くの人にとって買い物の際にはエコバッグを持ち歩くことが当たり前になり、環境への配慮を意識するようになりました。 しかし、ボロボロになったエコバッグの買い替えを考えるタイミングで、ふと「5円のレジ袋を使い続けていたほうがコスパは良かったのでは?」と疑問に思うかもしれません。 本記事では、エコバッグを1年使用した場合とレジ袋のコストを比較し、コストパフォーマンスを高めるための選ぶポイントについても解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
コストの計算と比較
まずは、エコバッグとレジ袋のコストを、単純に比較してみましょう。 【エコバッグ】 ●価格:1000円(中程度の品質を想定) ●耐用年数:1年と仮定 【レジ袋】 ●価格:1枚5円と仮定 ●使用頻度:週3回の買い物を想定(年間156回) ●年間コスト:5円×156回=780円 単純計算すると、1年目はエコバッグのほうが220円高くなります。しかし、エコバッグを200回以上使用できれば、コスト面ではレジ袋よりも安くなります。 また、自治体のルールにもよりますが、それまでスーパーのレジ袋をゴミ袋として再利用していた人であれば、エコバッグを使用することによって、別途ゴミ袋の購入が必要になるかもしれません。その場合について、計算してみます。 ●ゴミ袋の価格:1枚7円と仮定(110円で15枚入りを想定) ●年間使用枚数:週2枚として年間104枚 ●年間コスト:7円×104枚=728円 追加で必要になったゴミ袋代を加えると、エコバッグ+ゴミ袋の年間コストは1728円となり、レジ袋のコスパがさらに上がります。
単純に比較できない? 見えないコストとメリット
エコバッグを1年間使い続ける場合、単純に購入費だけではお得かどうか判断できません。エコバッグとレジ袋の良しあしを比べると、よりリアルなコスパが見えてきます。 ここでは、エコバッグの見えないコストと、レジ袋の隠れたメリットについて解説します。 【エコバッグの見えないコスト】 ●メンテナンスコスト エコバッグは繰り返し使用するものなので、定期的な洗濯が欠かせません。水道光熱費や洗剤代も、エコバッグを使用する上で発生するコストです。加えて、洗濯や乾燥にかかる時間や手間も、コストといえるでしょう。 ●忘れた場合の追加コスト たまにはエコバッグを忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。急な買い物でエコバッグを忘れたときや、サイズが合わなくて商品が入りきらないときは、結局レジ袋を購入することになります。 月に2回レジ袋を購入すると仮定した場合は、年間で120円かかる可能性があります。 【レジ袋の隠れたメリット】 ●再利用できる レジ袋はさまざまな用途で再利用できるため、結果的に節約になります。自治体によってはゴミ袋として再利用できるだけでなく、防水性が高いレジ袋は、雨でぬれた傘や湿ったタオルを包む際などにも役立ちます。 ●柔軟に利用できて便利 有料のレジ袋は、購入したものに合ったサイズや形、強度に対応する便利さがあります。ものを忘れることが多い人や、たまにしか買い物をしない場合などには、割高なエコバッグを購入するのではなく、必要なときに適切なサイズの袋を購入するほうがコスパは良いかもしれません。
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