WS中に驚き「彼は飛ぶように走る」 殿堂入り右腕が見た大谷の動き「かなりの負担ですが…」
ワールドシリーズ第4戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地ニューヨークで行われたヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第4戦に「1番・DH」で先発出場し4打数1安打だった。5回の第3打席には、左肩の亜脱臼後としては初安打を放った。直後にはベースランニングでスライディングも披露。米国で試合を中継したスポーツ専門局「FOXスポーツ」の放送席も称賛している。 【動画】大谷翔平の初安打の瞬間、妻・真美子さんの反応が「めっちゃ天真爛漫」と話題 3-5で迎えた5回無死一塁の場面で、この日3度目の打席に立った大谷。変則左腕のヒルの初球シンカーをとらえ、センター前に鋭くはじき返した。打球速度103.8マイル(約167キロ)の一打だった。 一塁上では前日同様、左手で胸元をつかみ、負傷箇所を大きく動かさないようなポーズ。ベッツの遊ゴロで封殺されたが、その際、左腕をかばいながらも全力疾走でスライディングをして見せた。 この走塁に、「FOXスポーツ」で解説を務めた通算213勝154セーブの殿堂入り右腕ジョン・スモルツ氏は「彼は飛ぶように走りましたね。腕を押さえながら走るのはかなりの負担ですが、いいスタートをしていました」と負傷とは思えない走りに驚きのコメント。さらにリプレイを見直し「彼の腕がユニホームの襟元を押さえていない時はもっと早く走れることをみんな知っています。間違いなくね」と続けていた。
THE ANSWER編集部