【森山佳郎×岩本輝雄 スペシャル対談】元世代別代表監督がチームにもたらした変化 見据えるベガルタの未来
「夏の失速…」カギはボランチ?
ー森山さん知ってますか?仙台は夏に落ちるんですよ。アウェー行くとほとんど勝てない。 「聞きました。きょうもサポーターから言われました…」 ー監督が思っている以上に、運動量含めて落ちますよ。 「おいおいおいおい(笑)穏やかじゃないな(笑)」 ー対策は 「夏に向けて、ボランチがセンターバックからボール受けて、フォワードのところを0トップ気味にして、ボールを保持。そこから背後を狙っていく。『ボランチをもっと使ってというやり方』を採用して、精度・練度・連携を深めているところですね」 ーボールを持てるということは、相手が引く。そうなってくると、身長が高い選手も欲しいのかなと…ヘディングが強い選手。 「なぜそんなに我々の補強の話を(笑)お金がたくさんあるようなクラブならいいですけど、私たちは市民球団。若い選手を育ててくれと言われて僕もここにきた」
選手へ喝!熱い言葉かけられるワケ
ー清水戦の後など、どうしてそんなに熱い言葉をかけられるのか。 (※2-3で敗れた清水戦後のロッカールームで選手に熱い言葉をかけた森山監督。その様子がクラブ公式チャンネルで公開されると、ファンの間で話題になった) 「思ったことを心の中にとどめておくことができない。ミーティングでも毎試合振り返りをするのですが、ベテランだろうが若手だろうが、『このプレーはだめだ』『このプレーは素晴らしい』とはっきり言うようにしている。全体にも言うし、別にその選手を責めているわけじゃない。清水戦に関しても、自分の提示したもので上手くハマらないから行っても取れない、取れないから消極的になる、そうするともっと相手の上手さが引き立つといった形で、かなり悔しい内容だった。でも前半が終わって、『ボールに向かって取り行こう、それを100%やろうよ』と言うと、後半まあまあ互角に戦うわけですよ。だったら、なぜ最初からやらないのかと。負けたのもあって悔しい気持ちが沸々と…笑。『言わずにはいられない!』という感じで言ってしまいました。