小池都知事定例会見8月10日(全文2完)今度は若狭さんを応援していきたい
なぜ今月の28日にあらためて臨時会を召集して補正予算案を提出するのか
TOKYO MX:知事ありがとうございました。それでは幹事社のほうから数点質問させていただきます。まず補正予算案についてです。9月20日にも第3回の定例会が召集される見通しということですけども、なぜ今月の28日にあらためて臨時会を召集して補正予算案を提出するのか教えてください。 小池:もう、一言で言いますと、豊洲市場に早期の移転を円滑に行うため、それを最優先させるということでございまして、速やかにこの補正予算案を提案することで議会の皆さんにもご審議いただき、そしてそのための臨時会の召集の決定をするということでございます。これまで6月20日、先ほども申し上げましたように、市場の移転問題については基本方針を述べさせていただいて、関係局長会議で、詰めてまいったところでございます。できるだけ早く予算の部門も決めておこうということでございます。それに尽きます。 TOKYO MX:今回の補正予算案の中で築地の再開発に向けた検討として2000万円が含まれています。で、さらに有識者による検討委員会も補正予算が成立後に設置するということですけども、それら着々と再開発に向けて準備が加速している印象を受けますけども、再開発の具体像について先月の21日の会見で知事のほうから、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフというのを1つ例に出して答えておられましたが、千客万来施設ですね、豊洲市場の施設を造る業者が、海産物を扱うまさにフィッシャーマンズワーフのような施設ができた場合は、撤退の現実味を帯びてくるということをわれわれの取材に答えています。まずその業者の回答について受け止めをお願いします。 経営される方についてはいろいろと経営方針がおありなんだろうというふうに思います。都が運営しようがしまいが、いくつか築地についての開発というのは誰かがやることになっていたでありましょうから、これからいろいろと検討して築地を生かすという方法と、それから豊洲市場、これをしっかりと中央卸売市場として育てていくと、この両方を行っていくという点については変わっておりません。 それから築地の再開発検討会議については、補正予算が決まり次第、早期に設置をして、またメンバーなどについては今後検討していくということでございます。例を挙げればさまざまでしょうけれども、専門家の方々などを含めて、築地の持つ地域特性であるとか、ポテンシャル、それ事業の進め方をいったいどういう形にしていくのかなど、検討をしていただくということでございます。 そして民間から、来年度から民間からのヒアリングを実施などもする予定といたしておりますので、そのやり方なども含めてご議論いただければと、このように考えているところでございます。 TOKYO MX:そのフィッシャーマンズワーフというイメージということ自体は、知事の中での変更といいますか、お気持ちの変わりっていうのはありますでしょうか。 小池:いろんな例が世界中あるんじゃないでしょうか。それをどうするかを検討していくということであります。 TOKYO MX:ありがとうございます。あと、業者が来週中にも築地をどんな施設にするかということを、具体像を、都に質問状という形で郵送で文書で質問するということですけども、どのような対応をするのか教えてください。 小池:まだ何も決まっておりませんので、お答えのしようもなかろうかと思いますけれども、しかしながら今後、豊洲を守って、そして築地をずっと生かしていくという基本方針だけ今、出ているところでございます。いずれにしましても、まずは豊洲への早期の移転、そのためにも臨時会で予算をお決めいただき、そして先ほど申し上げました環境の影響評価なども手続きをきっちりと進めていくということでございます。それによって豊洲への移転について最優先で進めていくというこれまでの方針には変わりがございません。6月20日以降の方針と、はい。 TOKYO MX:はい、幹事社からの質問は以上となります。質問のある方は挙手をして、知事に指された方は、社名と氏名を名乗ってご質問をお願いします。それでは各社お願いします。 小池:はい、どうぞ。