3バックなら三笘や伊東ら攻撃的ウイングバックをどう生かすか、町田浩樹「シンプルに勝負させることもある」
自身初のW杯アジア最終予選を前に平常心を保っている。日本代表DF町田浩樹(サンジロワーズ)は前日練習を終えて報道陣の取材に応じ、「今はいつもと変わらない。ピッチに立ったら緊張感が出てくるかもしれないけど、特別硬くなっている感じもない。そこは心配していない」と強調した。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 過去2大会のアジア最終予選はいずれも黒星スタートとなっており、今回対戦する中国率いるブランコ・イバンコビッチ監督は前回の最終予選でオマーン代表を率い、最終予選初戦で日本を1-0で破っている。「毎回、一筋縄では勝てない。それがアジアの難しさだし、アジア杯でも悔しい思いをしている。もう一度気を引き締めて挑みたい」。その難しさは理解しつつも、同じ轍を踏むつもりはない。 相手は引いてくる可能性もあるが、「攻撃で特長のある選手、(三笘)薫や(伊東)純也くんも戻ってきて、違いを作れる選手がいる。シンプルに勝負させることもあると思うし、セットプレーの攻撃ではクオリティーがもっともっと必要。そこは自分も狙っていきたい」とイメージを膨らませた。 6月シリーズでは両ウイングバックに攻撃的な選手を配置する攻撃的5バックもテスト。ボールを持つ時間が長くなることが予想される最終予選でも同様のシステムを採用する可能性は十分にある。その場合、町田は3バックの左センターバックに入ることが予想されるが、「3枚になる分、幅も使える。そこで仕掛けられる選手もいるし、オプションとして両方持っているのはいいこと。6月シリーズはそれがうまくいったし、引き続きやっていきたい」と力を込めた。 守備では相手のカウンターとセットプレーを警戒している。「相手のセットプレーに関しては、スカウティングを見た感じでは何かやろうと準備している感じもある。相手は10日間とか長い期間、準備してきているらしいので、セットプレーもやってきていると思う」。そのうえで「いつもと違う立ち位置を取ってきたときは注意しないといけない。常に選手全員がアラートに声をかけてやれば問題ないと思う」と、高い集中力で対応するつもりだ。