「あの時のあれ」を呼び出せる。Windows 11の便利そうな新機能がプレビュー版で利用可能に
いろんな意味で今年話題になったWindows11の新機能がプレビュー版で公開です。 【全画像をみる】「あの時のあれ」を呼び出せる。Windows 11の便利そうな新機能がプレビュー版で利用可能に 5月に行われたMicrosoft(マイクロソフト)のイベント「Microsoft Build」で発表された新機能のなかでも、一番騒がれた機能。その名もRecall(リコール)。簡単に言ってしまうと、AIを搭載したPCが常時自動でスクリーンショットを撮りまくっていて、その内容をAIが自動保存してくれる機能です。そして保存するだけでなく、過去に見ていたウェブサイトや動画、作業していたファイルへ時系列でさかのぼることができ、その場面をいつでも検索できるんです。 Macで言えばTime Machineのような機能で、Nintendo Switch onlineで言えば巻き戻し機能で、『ゼルダの伝説』で言えばモドレコのような機能です。一見するととても便利そうで、魔法のような機能ですが裏を返せば常に見られてる(監視されてる)ってことでは? そのデータってクラウドにアップされているんじゃないの? というユーザーの懸念から、データの取り扱いやセキュリティ、プライバシーに対して賛否両論が入り乱れていました。 Microsoftが口を酸っぱくして言っていたのは「データはクラウドには送られません!」という点です。 ウィンドウズのスクショ保存機能「リコール」って安全なの? より引用 取得されたデータはPC内でのみ処理され、セキュリティは万全であることをMicrosoftは主張しています。暗号化されたスクリーンショットは、端末上のユーザープロフィールにリンクされるため、プロフィールが2つある端末においても、互いのスクリーンショットを盗み見することは出来なくなっています。ただMicrosoftもプライバシーについては、よくよく注意するよう言及しています。
延期に次ぐ延期の末ようやくプレビュー版リリースへ
5月に発表されたRecall機能はCopilot+PCリリース時点の搭載が見送られ、さらに10月に実装が予定されていましたが、それも延期となっていました。それがようやくプレビュー版のリリースに至りました。プレビュー版とは、Windows Insiderコミュニティ向けに公開されるもので、その名の通りプレビューを希望するユーザーに行なってもらい、そのフィードバックを受け開発や修正に役立てる。というものです。