飯伏幸太に促され“還暦”長与千種が生涯現役宣言「できる限りでいいですかね? リングに上がっても」
セレモニーが終わると千種は「ほんとにつくづく幸せ者だなと思います。本当にありがとうございます。あっという間の60年間だった気がします。沢山苦しんできたし、沢山笑ってきたし、沢山憎んできたし、沢山、沢山沢山泣いてきましたが、それは、決して悪いものだけじゃなくって、今成長するためには必要だった事だと思います。 今日、上から多分、松永兄弟も見てると思います。全女は、大っ嫌いだけど、大好きです。松永高司、松永健司、松永国松、松永俊国この人らがいなければ、私はここに立ってません。私ができることは、これからできることは、まず、沢山の選手たちを、またプロレスに、リングに立たせていけるように、未来の、まだ見ぬ子たちをデビューさせていくことだと思います。 そして、たまに、鉄砲玉のように出てきます。その時は、もう、高齢に入ってくるので、優しくしてください」とリングサイドで極悪女王のキャストが見守る中、松永兄弟の名前を出しながら、今後も全女イズムを継承していくと宣言。そのためには自身もマット上で後輩相手に体現していくことになりそうだ。 永遠のライバルであるタンプ松本とは違ったベクトルで千種は千種なりの全女イズムを貫いていく。この日、たくさん贈られて来たお花の中には『“相方”ライオネス飛鳥』と書かれたものもあった。12.6東京コミコンでは、久々にスターダム勢とも遭遇。極悪女王のキャストとともに、ダンプが後継指名した刀羅ナツコとのトークショーも待っている。ここからも何かが始まるかもしれない。長与千種の還暦からの勝負に期待したい。 ◆マーベラス◆ 『長与千種還暦祭 後楽園ホール大会』 2024年12月1日 東京・後楽園ホール ▼長与千種還暦スペシャル6人タッグマッチ(30分1本勝負) 長与千種&田中将斗&●タイタス・アレクサンダー(18分39秒 片エビ固め)飯伏幸太○&彩羽匠&井坂レオ ※カミゴェ 取材・文⚫︎どら増田