ヤクルト・石川雅規が2750万円減の4000万円で更改 色紙に「進」 通算200勝へ「前へ前へ」
来年1月に45歳の誕生日を迎える球界最年長のヤクルト・石川雅規投手(44)が2日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額制限を超える2750万円減の年俸4000万円(推定)でサイン。「来年もユニホームを着させてもらえることになったので、しっかりとチームに貢献できるように準備していきたい」と力を込めた。 23年目の今季は9試合の登板で、1勝4敗、防御率4・10。6月2日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で、入団1年目から23年連続勝利を達成し、プロ野球記録を樹立したが、この1勝にとどまり「本当に悔しい」と振り返った。 24年目の来季への思いを込めて色紙には「〝進〟」と記した。2学年下の青木さん(ヤクルト)と1学年下の和田さん(ソフトバンク)が今季限りで現役を引退。「寂しい気持ちはある」としたが、「僕自身は野球選手としてまだまだ前に進んでいきたい。勝利数も前へ前へ、どんどん進んでいきたい」と視線を鋭くした。 原動力は残り14勝に迫る通算200勝の達成。「言霊じゃないですけども、200勝できると信じてやっている。一歩一歩進んでいくしかない。次の1勝を全力で取りに行く」と闘志を燃やした。