「最後に押したのいつだっけ?」Mac miniの電源ボタンについてアップル幹部が言及 報道
筐体デザインの変更とともに、電源ボタンが本体底面に移動した「Mac mini(M4)」。ユーザーの間でも賛否がわかれる本件について、アップル幹部のGreg Joswiak氏とJohn Ternus氏がインタビューに答える様子が中国bilibili動画にアップされた。
筐体デザインの変更とともに、電源ボタンが本体底面に移動した「Mac mini(M4)」。ユーザーの間でも賛否がわかれる本件について、アップル幹部のGreg Joswiak氏とJohn Ternus氏がインタビューに答える様子が中国bilibili動画にアップされた。海外メディア「9to5Mac」など、複数のメディアが報じている。 Macの電源ボタン、あまり押さないよね 9to5によると、動画内で両氏はMac mini(M4)で電源ボタンの位置を改めた理由について、次のように説明したという。 Well, we’ve shrunk the size of it so much, right? It’s equivalent to half the size of the previous generation. So we needed to put the power button in the most appropriate spot because it’s so small. It’s convenient to press. Just tuck your finger in there and hit the button. 日本語訳:まあ、これだけサイズを縮めたわけですからね。前世代の半分のサイズに相当する。だから、電源ボタンを最適な場所に置く必要がありました。押すのに便利です。指を入れてボタンを押すだけ。 さらに両氏は、電源ボタン移動の核心に触れる部分にも言及している。 In fact, the most important thing is you pretty much never use the power button on your Mac. I don’t even remember the last time I turned on a Mac. 日本語訳:いちばん重要なのは、Macの電源ボタンをほとんど使わないということです。私は最後にMacの電源ボタンを押したのがいつだったかすら、覚えていないのですから。 まとめると、Mac mini(M4)の電源ボタンの位置は、使用頻度の低いボタンの本体表側からの排除と、ボタンの押しやすさという2つの要素のバランスをとった結果ということになる。 また、本題からはやや逸れるが重要なポイントがもう1つ。Mac mini(M4)は、常時電源オンで運用する(シャットダウンしない)前提で設計されているということだ。Macユーザーの間では長年、「使用後にシャットダウンとスリープのどちらを選ぶべきか」という論争が続いてきたが、今回のインタビューはそれに終止符を打つことにもなりそうだ。 文● @sumire_kon