1ビットコインが1400万円突破--時価総額で「NVIDIAの半分」に迫る
11月14日、1ビットコインが1400万円を突破した。未明に一時1449万円の値を付けた。ドルベースでも一時9万3000ドルと史上最高値を更新した。 【画像】ビットコインの時価総額はテスラ、Meta、銀を超えた トランプ次期大統領期待で上昇 「米国をビットコイン超大国にする」と語るドナルド・トランプ次期大統領への期待で始まった今回のラリーで、ビットコインの価格は1カ月前(981万円)から約42%上昇した。1年前(532万円)と比べると約2.6倍の水準だ。 これを受けて、X(旧Twitter)では「ビットコイン」が連日トレンド入りしている。「あの時買っておけばよかった」「素人は安値では絶対に拾えない」などの投稿も見られた。 Googleトレンドでも「ビットコイン」の検索数は急上昇している。ただ、「億り人」がトレンドとなった2018年1月の仮想通貨ブーム時と比べると検索数は半分以下で、当時ほどは検索されていない模様だ。 時価総額はテスラやMeta、銀を超えた ビットコインをめぐっては、米国証券取引委員会(SEC)が現物ETFを承認し、機関投資家も参入するなど、重要な金融資産としての地位を確立しつつある。 Companies Market Capによると、現時点でのビットコインの時価総額は約277兆円で、銀(約267兆円)を超えた。また、6位のアルファベット(約339兆円)に次ぐ水準で、サウジアラムコ(約279兆円)と7位を争っている。さらに、2位のNVIDIA(約558兆円)の半分の水準だ。 時価総額1位のゴールド(金)の時価総額は約2677兆円で、ビットコインの約10倍だ。 また、直接の比較にはならないが、日本の2024年4~6月期の名目GDPは607兆円だった。ビットコインはこの45%の水準だ。