ぶどうと桃、老けやすい果物はどっち?老けない食べ方とは?管理栄養士が解説
果物はどれを食べても美味しいですよね。年中様々な旬の果物があり、〇〇狩りなどたくさん美味しい旬の果物はやめられないですよね。でも…果物の中にもより老けやすい果物があるってご存じですか?今が旬のぶどうと桃を比較します。 〈写真〉ぶどうと桃、老けやすい果物はどっち? ■ぶどうの栄養素 ・アントシアニン…ロドプシン(ロドプシン:分解し電気信号にかえ脳に見えるという信号を送る物質で、目を使えば減る。減ると目のトラブルが引き起こされる)の再合成を助け目のトラブルを改善 ・レスベラトロール…長寿遺伝子を目覚めさせアンチエイジング作用 ・ペクチン…コレステロールを減らし腸の働きや美肌効果も ・カリウム…特に皮に多く、浮腫み防止で体内の余分な塩分や水分の排出 ■桃の栄養素 ・ビタミンE…強い抗酸化作用をもち、体内の脂質の酸化を防ぎ老化防止 ・ナイアシン…代謝アップが狙えダイエットにも!分解されナイアシンアミドになると保湿成分として働く ・パントテン酸…善玉コレステロール(HDL)を増やし動脈硬化を予防すると言われている ■ぶどうと桃、どっちが老けやすい? 答えは、ぶどう。果物には、ショ糖(ぶどう糖)と果糖があります。果糖が多い果物の方が老化しやすいとわかっています。また果糖はブドウ糖のように血糖値を上げないために、満腹感を得られず食べすぎてしまうということもあります。多くなればさらに老化は加速し、中性脂肪として体内にため込まれます。ただ果糖は、悪ではありません。身体に必要なエネルギーになってくれ、果糖を摂取するとブドウ糖に変換され肝臓に貯蔵。必要に応じて使用されます。 ■食べるタイミングは? 糖質の多い果物は、朝がオススメ。朝に糖質を摂り入れると、体が目覚め、脳にエネルギーが回るため集中力もアップします。また、朝はこれから動いて代謝もアップするので糖類のエネルギーが消費されやすいです。代謝がアップすることで体内の余分な糖として残らず、太りにくくまた糖化(老化)も少なくなります。 ■先に食べておく方がいい栄養素がある 海藻類などの水溶性食物繊維!果物など糖質の多いものを食べる前に、水溶性食物繊維を食べておくと吸収が穏やかになり食後血糖の上昇を抑える事ができます。食べない時と比較すると老化を抑える事が出来ると言われています。 ■一緒に食べないほうがいいものは? 朝食の定番のシリアル。果物に糖質があるのにシリアルでさらに糖質を摂る事は、太りやすくまた糖化が進むためおススメできません。もし食べたいのであれば、シリアルも糖質の少ないものや、入っていないものを選ぶといいでしょう。 今回は、果物の中の果糖に焦点を当てました。甘い物(果糖)は、過剰に食べることを控え、老けない食べ方をとりいれたりと食生活を見直してみてもいいかもしれませんね。 【参考文献】 e-ヘルスネット ヘルスケアPOCKET 果糖の過剰摂取は老化につながる? 美容皮膚医学BEAUTY ライター/美容栄養士 Keiko 管理栄養士×美容食インストラクター/2023年ミセスコン講師としてグランプリ多数輩出、ビヨンドザワン2024講師 15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!とことん“美”にこだわるインナーケアを美容食で、体型、お肌に自信をもつ女性をサポートしています。肌年齢を変える美容食の魅力を書籍化、執筆などもしています。Instagram:@beauty.diet_keiko 協力/NS Labo
NS Labo(栄養サポート研究所)