リーグ後半戦の猛追も実らず…3季連続J1昇格PO敗退の山形「来シーズンに向けて歩みを進めていきます」
モンテディオ山形は2日、クラブ公式SNS上にて声明を発表した。 渡邉晋体制2年目となった今シーズンは、開幕2連勝と好スタートを切ったかに思えたが、その後は2度の3連敗を喫するなど、前半戦をまさかの14位で折り返したモンテディオ山形。それでも夏加入のMF土居聖真が5得点2アシスト、FWディサロ燦シルヴァーノが8得点と救世主の降臨をきっかけに、破竹の猛追。第30節大分トリニータ戦から最終節ジェフユナイテッド千葉戦にかけての、クラブ新記録となる9連勝を筆頭に、ラスト14試合を12勝1分1敗と巻き返しに成功。4位でJ1昇格プレーオフの出場権を手に入れた。 迎えた1日。3年連続の昇格プレーオフにして、初となる本拠地『NDソフトスタジアム山形』での開催に。引き分け以上で次ラウンド進出のアドバンテージを有するモンテディオ山形だったが、31分と34分に立て続けに失点すると、前半終了間際にディサロが負傷交代、54分にはDF川井歩が1発退場と窮地に立たされる。数的不利となった展開では、MF氣田亮真のドリブルを反撃の糸口として見出し、右サイドを中心に攻撃を仕掛けていく。しかしながら、ゴールには至らないまま、84分に決定的な3失点目。このまま0-3で敗れている。 リーグ後半戦の追い上げは圧巻の一言に尽きるものの、3年連続となるJ1昇格プレーオフでの敗退となったモンテディオ山形。2015年ぶりのJ1リーグは来シーズン以降に持ち越しとなった中、クラブは公式SNSを2日に更新し、サポーターに向けた声明を掲載している。 「優勝を掲げて歩み始めた今シーズン。躓きもがきながらもなんとか昇格の可能性を残し、クラブの連勝記録更新とともに掴んだ初のプレーオフホーム開催。しかしながら、ここでシーズンを終えることになりました」 「悔やんでも悔やみきれない3年連続で夢破れたプレーオフの舞台。今シーズン、この選手・スタッフ達と共にここまで歩んできていただいたみなさんに感謝いたします。本当にありがとうございました。結果から目を背けず、確固たる想いと信念を持ち、今一度顔をあげて来シーズンに向けて歩みを進めていきます」
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