【JMAEXPO】ブアカーオ、皇治とフルラウンド戦い「彼は魔裟斗より打たれ強かった。強いハートを持っていると感じた」
2024年10月19日(土)神奈川・横浜BUNTAIで開催された『JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE』(U-NEXT配信)のメインイベントで、ボクシング特別ルール70kg契約3分3Rで皇治(TEAM ONE)とフルラウンド戦ってドローとなった(判定無し)ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)が試合後インタビューに答えた。 【写真】皇治に右ストレートを強打した瞬間 右手をアイシングして現れたブアカーオだが「特にダメージや腫れはないですが少し痛いのでアイシングしています。特に他にもダメージはなく、拳が痛いだけですね」と、怪我をしたわけではないと説明。 戦った皇治の印象を聞かれると「強い選手だと改めて思いました。打たれ強いし、ハートが強い選手だと思いました」と皇治の打たれ強さとハートの強さに脱帽といった表情。 互いの気持ちが出た試合だったとの感想を言われると「自分も試合を楽しませてもらいました。ボクシングルールでヒジや蹴りを使えないので、自然とそういった技が出ないように意識していたので気持ちがそっちへ向いていた部分はあります」と、初めてのパンチのみのルールで身体に染みついた蹴りやヒジ打ちが出ないか気を使っていたと明かした。 ボクシングのスタイルではなく、ムエタイからパンチ以外の技を取り除いたようなスタイルだったとの感想を聞くと「そうです。これからもボクシングルールで戦っていく時には、そういうスタイルを貫いていきたいと思っています。言われる通りムエタイのようなスタイルに見えたでしょうが、自分はあえてそういうふうにやっていました。ボクシングのように動きながらのパンチだと自分の力が発揮できないと思ったので、自分のスタイルでボクシングをやっていきたいと思っています」と、あえてそうしていると答える。。 前日会見で皇治が葉巻をふかし、煙を顔にかけられるなどの挑発を受けたことについては「顔に煙をかけられたり挑発はありましたが、気にしてはいませんでした。彼なりの試合を盛りあげようというパフォーマンス、ああいうスタイルなんだなと思っただけです。でもファイターでタバコ(葉巻)を吸いながら記者会見に出席する人を初めて見たので驚きました。明日、覚えておけよって気持ちはありました」とパフォーマンスであることは理解していたが、闘志が沸いたという。 3Rの中で倒せそうだと思った瞬間はあったかと聞かれると「自分では倒せそうだという瞬間はいくつかありました。でも、彼は打たれ強い。倒れなかったのは改めてハートの強さを持っているのだな、と感じました」とする。 「今回で彼の打たれ強さは分かったので、次は機会があれば皇治の他の良さを知るために蹴りありでやってみたいと思います」と、冗談交じりではあるがキックボクシングルールで再戦したいと話す。 その打たれ強さについて、かつてK-1 WORLD MAXでライバルだった魔裟斗より打たれ強かったか、との質問を受けると少し考えて「皇治の方が打たれ強いと思います」と答えた。 また、今後もボクシングルールの試合をするつもりかと問われると「もちろん。何試合でもやりたいです」との意欲。 では誰と戦いたいかと聞かれると(当初は2月にマニー・パッキャオとの試合が発表されていたが延期になっている)「自分からはこのルールでの経験値が高いわけじゃないので誰とやりたいとは言えないので、プロモーターから相手を提案してもらえればいつでも誰とでも戦いたいです」と、誰とでも戦うとの姿勢を見せていた。
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