「片づかない50代の家」にありがちなもの3つ。体力があるうちに処分を考えて
3:しまいこんでいた「宝物」
50代の友人から聞いた話ですが、大切だからとしまいこんでいたぬいぐるみやブリザーブドフラワーがありました。久しぶりに取り出してみたら、ホコリまみれになっていたり、カビの温床になっていたり。とても残したいと思える状況ではなく、即処分したそうです。 ぬいぐるみや雑貨類は劣化するもの。飾って存分に楽しみ、満足してからお別れしたいものです。思い出や、もらったときの気持ちを忘れないように、自分と一緒に写真に撮っておくのもおすすめです。
過去を整理して、未来のためのスペースづくり
今日お伝えした3つのものは、思い出や気持ちが入っていて、手放しにくいものでもあります。たとえば手放したカセットテープの中には、学生時代のホームステイ先の女の子と一緒に歌った歌声が入っており思い出のあるものです。 とはいえカセットテープを捨てることが思い出を捨てることでもなく、ものと思い出は別物。記憶の中ではその子の歌声を思い出すこともできます。 思い出というのはものそのものにあるのではなく、記憶の中にあるものではないかと今回改めて思いました。 カセットテープの音声を音声データで残す方法や、サービスもあります。すべて捨ててしまうのではなく、残したいものは残す、別の方法で残すことも考えてみてください。 私たち50代はこれから体力はもちろん、判断力、決断力が落ちてくると思われる世代。今のうちに思いの詰まったものを整理しておきましょう。 そして、まだまだ50代! これから買いたいものもあるし生きるために必要なものもたくさんあります。いったん過去のものを整理して、これからの人生のためのスペースをあけておくのはいかがでしょうか?
下村志保美