38歳ひとり暮らし、生活にゆとりが生まれて「身近にある季節」を楽しめるように。季節に合わせた料理、模様替え…小さな楽しみで、生きる力が湧いてくる
40代は、「人生の折り返し地点」とも言える年代です。38歳でひとり暮らしをするインスタグラマー・YouTuberのnamytoneさんは、80歳の祖母の体調不良がきっかけで「人生の折り返し地点」を意識するようになったそう。namytoneさんは「暮らしも仕事もまだまだ色々あるけれど、人生後半は楽しくご機嫌に過ごしたい」と語っていて――。そこで今回は、namytoneさんの著書『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』から、人生後半を楽しむための暮らし方を一部ご紹介します。 【写真】namytoneさん流、60センチ角の小さい畳を使った模様替え * * * * * * * ◆季節を感じるアンテナを広げていく 「好き」を見つめた生活にシフトし、小さな変化にも目を向けるゆとりが生まれたことで、季節の変化にアンテナが働くようになりました。 窓を開けるとカーテンが風にゆらゆらと揺れ、店先には四季折々の花や食材が並んでいます。 ずっと身近にあった「季節の楽しみ」。せわしなくしていた頃は、全く気が付いていなかったのです。 旬の食材を調理したり、手仕事をすることは、身体も心も喜ぶ季節の楽しみ方です。 春はグリーンピースごはんを炊き、春キャベツや釡揚げしらすが食卓に並びます。梅雨の時季には梅しごと。 夏はやっぱりお素麺で、めんつゆに飽きてきたら胡麻だれやかけるラー油で味変するのがマイブーム。 秋はサツマイモ、冬はおでんなど、季節ならではの食事を一度は楽しむようにすると、料理のレパートリーが多くない私でも、食卓にメリハリが生まれます。
◆切り花で季節を取り込む 切り花はその時季しか楽しめないものを購入しています。 春はミモザやチューリップを飾り、家の中に季節を取り込みます。 季節感のある空間が広がるだけで、毎日がもっと好きになっていく。 季節を楽しめる時間と心の余裕をもっと持つこともこれからの目標です。
◆四季ごとに模様替えをたのしむ 季節の変わり目には模様替えをします。 昔は収納スペースを使いやすくしたり、断捨離をするなど、すっきり暮らす見直しばかりしていましたが、ここ数年で効率的な空間ではなく、心地よい空間作りを考えるようになりました。 賃貸の限られたスペースだからこそ、マンネリ化しない小さな変化は必要です。 春のぽかぽか陽気になったら、置き畳を並べて寝転がれるようにします。小さな置き畳を部屋の一角に敷いて、日が沈む夕暮れ時に、お香を焚きながら過ごす時間に癒されます。 足元が冷える季節は温かいラグを敷いてほっこりと。床の素材、家具や植物の配置が換わるだけで、一気に四季の空気が流れ込みます。 こんな風に四季折々の部屋を楽しむようにしています。 大きな家具まで移動するので、「ひとりで動かしたの?」とびっくりされますが、我が家の家具は実は大型のものはあまりなく、ひとりで持ち運びができる重さです。 家具の脚に毛布などの布を忍ばせて、ゆっくりと引っぱればちょちょいのちょい。模様替えをよくする母が、床に傷がつかないようによくやっていました。 風通しのいい、実家のような安心感のある部屋になるように、アレコレ考えながら楽しんでいます。
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