【MLB】サンタンデールとウィリー・カストロが代替選手として球宴初選出 アルトゥーベとタッカーが出場辞退
日本時間7月12日、アンソニー・サンタンデール(オリオールズ)とウィリー・カストロ(ツインズ)の2人が故障者の代替選手としてオールスター・ゲームに選出された。サンタンデールはカイル・タッカー(アストロズ)、カストロはホセ・アルトゥーベ(アストロズ)の代役となり、ともにオールスター・ゲーム初選出。なお、今年のオールスター・ゲームは日本時間7月17日にレンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで行われる。前年のワールドシリーズ王者の本拠地でオールスター・ゲームが開催されるのは史上3度目である。 現在29歳のサンタンデールは今季ここまで88試合に出場して打率.234、23本塁打、57打点、OPS.794を記録。打率は低いものの、23本塁打はホセ・ラミレス(ガーディアンズ)と並んでメジャー5位タイ、ア・リーグに限ればアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)に次ぐ3位タイの本数である。オリオールズはサンタンデールのほかに、ヘンダーソン、アドリー・ラッチマン、ジョーダン・ウエストバーグ、コービン・バーンズもオールスター・ゲームに選ばれており、チームから5人が出場することに。サンタンデールは「才能豊かな若い選手たちと一緒に出られるのは嬉しい」と喜んだ。 一方、現在27歳のカストロは今季ここまで93試合に出場して打率.268、7本塁打、29打点、10盗塁、OPS.784を記録。今季がメジャー6年目だが、まだ規定打席到達の経験はなく、内外野の多くのポジションを守れるユーティリティ・プレーヤーとして活躍してきた。今季も二塁、三塁、遊撃、左翼、中堅と5つのポジションで20試合以上に出場。ツインズからのオールスター・ゲーム選出はカルロス・コレアに続いて2人目となった。 出場辞退となったアルトゥーベは日本時間7月6日のツインズ戦で左手に死球を受けて途中交代。それ以降は痛みを抱えながらのプレーが続いており、大事を取ってオールスター・ゲームを辞退することになった。2021年と2022年も出場を辞退しており、オールスター・ゲームでプレーしたのは2018年が最後となっている。 同じく出場辞退となったタッカーは日本時間6月4日のカージナルス戦で右すねに自打球を当てて途中交代。骨折は免れたものの、右すねの打撲で故障者リストに入り、現在に至るまで戦列復帰を果たせていない。オールスター・ブレイク明けには復帰できる見込みだが、3年連続3度目の選出となったオールスター・ゲームは欠場することになった。 なお、今年のオールスター・ゲームは現時点でアルトゥーベ、ラファエル・デバース(レッドソックス)、タッカー、タイラー・グラスナウ(ドジャース)、ザック・ウィーラー(フィリーズ)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)の7選手が出場を辞退。カストロ、ウエストバーグ、サンタンデール、ハンター・グリーン(レッズ)、ポール・スキーンズ(パイレーツ)、エリー・デラクルーズ(レッズ)、エリオット・ラモス(ジャイアンツ)が代役としてオールスター・ゲームに選ばれている。